2014年4月30日水曜日

肯定的なコメント


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欧米に行くと、学校の成績でもビジネスでもうまくいくと「最高」というが、日本では「まずまず」という。60%のとき欧米では「大変良い」と言うが日本では「困ったなどうしよう」となる。40%の時は欧米では「良い」となるが、日本では「家に火がついたようだ」となる。20%では、欧米では「まずまず」と言い、日本では「もう首をくくらなけば」と言う。これはノーベル物理学賞をとった江崎玲於奈博士のコメントです。

実際、筆者も学生時代、アメリカ留学中にヘタな歌でも歌えば「いつレコード出すの」なんて半分冗談でも言ってくれる。スピーチをすれば「良かった、ためになった」と言ってくれる。何をするにも自信が持てた。日本じゃ、滅多に聞かれない。

日本語が話せるというアメリカ人に会うと「こんにちは」「ありがと」くらいだったりする。日本人なら相当英語が話せても、「話せません」と言うだろう。「能ある鷹は爪を隠す」で美徳も面もあるのだが、「まだまだ・・」と言われ育つより、「すごいね、できるね」と言って育てられたほうが自信を持って生きられるようになるのではないか。

朝日新聞の天声人語だったか、欧米では患者にガンの告知をするが、日本ではしない。欧米では復活の思想を持つキリスト教が背景にあるからではないかと指摘されていたのは興味深い。自分をあるがままに受け入れ、肯定し、愛してくれる存在が背後にある時、人は明るい、肯定的な人生が送れるのではないかと思う。

我々は小さい頃ころから「これだけできて・・なんぼ」の世界に生きている。点数で計られるのでなく、存在で計られる、つまり自分の存在を無条件で喜んでくれる、そんな愛に出会うとき人生は変わるのではないだろうか?

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2014年4月23日水曜日

既婚者の不倫:よくある誤解


TMCミニコーチング

既婚者の不倫:よくある誤解  (DR.コリン・グレーの見解)

1.            ほとんどの不倫は情欲のゆえ起こる? 
    実は多くの場合は友情から始まる。奥さんとのケンカで始まることも
    ある。夫婦間のことを相手の女性に話すようになる。ほとんどの場合、
    そういう意図は無かったのに・・・と言いながら関係が深まる。

2.            強い意思や信仰を持っている人は不倫に陥らない? 
    人間だれにも危険はある。

3.            良い結婚生活にある夫婦に不倫は無縁である? 
    良い夫婦関係と不倫が同時進行のこともありうる。

4.            罪を指摘すれば不倫をやめる? 
    そこまで発展してしまうと2人の関係はできあがっていて、情緒的に縛                  られて り、聞く耳がなくなる。

5.            不倫が起こるということは夫あるいは妻が十分にその責任を相手に対
  し果たしていないからである? 
  必ずしもそうではない。良い関係があっても不倫は起こりうる。

6.            男性が不倫をする時は、いつもその相手は自分の妻より、より魅力的
  な女性である?
  情緒的に惹かれることがあり、必ずしも肉体的に惹かれる訳ではない。

7.            ほとんどの不倫は離婚に至る? 
  統計によると4分の3は離婚する。

8.            破滅しかかった、あるいは倦怠期にある結婚生活を不倫は改善してく
  れる?
  相手にショックを与えれば変化を与えるとは限らない。

9.            不倫をするということは、その人が自分の妻、あるいは夫を愛してい 
  ない証拠である?
  男性は2人の女性を同時に愛することもある。(違う形で)

10.伴侶の不倫が発覚した場合、知らんふりするのが一番良いことである?
     それは助けにならない。正面から話し合うほうがいい。



危険を警告するシグナル

1.            夜遅くまで働き、家族のもとに帰ってくるのを避ける。

2.            休日をとらず、また取ったとしても自分の夫、あるいは妻はその休日 
  のプランに入っていない。

3.            自分の結婚相手以外のものに、知識的、あるいは社会的刺激を求める。

4.            他人(異性)の相談にのってあげることに時間をとりすぎている。

5.            魅力的な異性のそばにいる機会を見つけ出そう、作ろうとする。

6.            自分自身、あるいは家族の中で満足の足りないところを、社会的に喝
  采をあびることの興奮でうめあわせようとする。

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2014年4月16日水曜日

すれ違う男と女 (2)


TMC ミニコーチング


愛においての男女の違いがある。「男にとって愛は休息、女にとって愛は人生のドラマそのもの」 (ポール・トルニエ著「結婚の障害」より)

「うちの主人は神秘の島になってしまった」
 「何を考えているのかわからない」 

話の内容より、話すことに意義を感じる女と、ことさら大きな問題が無ければ「別に」で済ます男。質問することは関心を示す事。しかし、男はわかっていると自分で判断してあえて、聞かない。特に感情について聞かない。男は表情から感情を読み取るのが苦手なのだ。また、女の思いを読み違えて余計な事をしてしまう。あるいは、ただ、聞いて欲しいのに、分析し、答えを出そうとする。女にとっては余計な事なのだ。

結婚前はあんなにやさしかったのに、今は「愛してる」と言ってくれないと不満げな妻、「ことさら言わなくても、もうそんなことわかりきってるじゃないか」と返事する夫。女はそのわかりきっている事を繰り返して欲しい。

男はハンター。男は、獲物を得ると安心して次の目標に向かっていく。3−4年で「恋」は終わる。女はいつでも、いつまでも結婚当時と同じように愛を表現してほしい。

女はいつも、そして、いつまでも「I love you」と言われたい。男は結婚して数年たつと、その必要性がないと思ってしまう。男にとっては何も言わないことはすべてがうまくいっていることであり、「I love you」とあえて言わなくても当然だと思っている。しかし、本当にうまくいってるかは、妻に聞いてみるとよくわかる。

女が泣くとき、男は戸惑い一人にしておいてやろうと思う。これは男が自分にしてほしいことだから。しかし、女にとって必ずしも、してほしいことではない。女は自分と共に泣いてほしい。

女は特別扱いされたい。女はシンデレラ。女はいつの時代でも王子様を待っている。井上靖はこう言う。「恋愛は告白をもって終結する」その一言を言うため、その思いをお互いに確認するため莫大なエネルギーを費やしている。恋する者は天才的に振る舞い、本能と情熱で駆け上る。しかし、頂点に達した後は下降するのみ。関係を維持するためには、双方の地道な努力が必要となってくる。

女は信頼できない男を愛せないし、男は信頼してくれない女を愛せない。恋する男の脳は「視覚」が働いており、女は「記憶」が働いているという。女は男の言った言葉や行動の記憶を集積し、「信頼」できる誠実な男なのかを無意識的に計っている。

恋の感情がさめた時、つまり相手を現実以上に良く見てしまうバイアスが無くなると相手の欠点が見えてくる。現実の生活の中で、相手へのフラストレーションが溜まる。どうしても「批判」めいた言葉が出る。批判をされると、特に男性は、それを攻撃と捉え「防御」体勢に入る。批判、防御が繰り返されると尊敬を失い、お互い「見下し」が始まる。会話にならず、喧嘩になる。感情の高まりに耐えられなくなり会話を打ち切るのは8割男性だという。男性は自分を攻撃するものを敵と見なし、反撃したくなるからだ。自分が本気で攻撃に出る前に本能的に会話を打ち切ってしまうという訳だ。この状態だと、あとは坂を転げ落ちるように、二人は離れてゆく。

男は客観的事実より、女の「感情的事実」(客観的事実はどうあれ、感情的に事実感じていること)を理解しなければならない。男はまず事実を記憶し、その過去の事実に感情がぶらさがっているが、女は感情を記憶し、感情に事実がぶらさがっている。過去の感情がネットワークされていて、「今」の問題を話していても、「過去」の感情がネットワークされ噴出するので、男としては、どうして急に怒り出し、泣き出すのかわからない。

男はもう狩猟時代の男ではない。二人の人生の夢を語り、お互いを尊重し、批判せずに話を(特に感情を)受け止めてゆく必要があるのだ。現代、長く沿いたいならば、男が変わらなければならないのだろう。

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2014年4月9日水曜日

「すれ違う男と女」(1)


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「すれ違う男と女」(1)

現代人は頭がいい。デジタル社会で一昔では考えられないような生活が展開するようになった。社長は自分の会社が発展するよう良く計画する。 建築家は耐震性の建築物を建てるため緻密に計画する。ロケットを軌道に乗せるため宇宙センターの職員は緻密な計画をたてる。しかし、不思議と、こと結婚に関しては計画しない。「そろそろ年だから」「結婚でもして・・・」「結婚はゴールイン。結婚するまでが努力で、結婚すれば何とかなる」 「結婚したら幸せになる」そんなナイーブな考えで結婚してしまう。誰も離婚を望んでない。ギャロップ調査では最近のアメリカの10代の女性でも、一人の人と生涯結婚の伴侶でいたいが96%だという。

いい大学を出て、大手企業に就職し、めでたく昇進。しかし、家が建った頃に家庭がなくなっている。引越しによる未知の環境への適応、異なる交友関係、夫婦の価値観の違い、期待の違い、子供や親からくるプレッシャー、親の干渉、経済的プレッシャーなどで夫婦の関係は新しい次元に入って行く。お互いを変えようともがき始める。2人の関係に失望と落胆が広がるようになる。やがて恨みや苦々しい思いが蓄積し、心も体も離れてゆく。子供の手前、正式に離婚しなくても家庭内離婚は以外と多い。ペンを離せば落ちる。引力の法則があるように、豊かな結婚を保つ法則もあるはず。

先ずは違いを知る事から・・・

「男性は死んでも女性が理解できない?」確かに生物的構造からして違ってます。そう違うんです!その肉体の細胞一つ一つで異なっています。染色体の相違によって、通常女性は男性より3‐4年長生きします。女性は男性よりも短い頭、広い顔、突き出していない顎、長い胴体を持っています。知ってましたか?女性の人指し指は通常薬指より長いのですが、男性においてはその逆です。女性は男性よりも大きい、胃、腎臓、肝臓、を持ち、男性より小さい肺を持っています。女性には男性に全く無い、月経、妊娠、乳の分泌があり、これらはすべて行動と感情に影響を及ぼしています。女性の血液は男性よりも多くの水分を含んでいます。赤血球は、男性より20%少なく、疲れやすく、気絶しやすいのです。日常生活でも大きく違います。

とくにコミュニケーションにおいて違うのです。女性は1日に25000語話す必要があるのですが、男性はその半分です。家に帰ると「別に」の一言しか残っていません。男性はモノや機械、プロジェクトに関心がありますが、女性はどちらかというと人間に関心があります。ストレスの時、女性は長電話で話すことでストレスを発散しますが、男性は黙り込んでしまうのです。男性はプライベートな空間が必要なのです。女性は話しを聞いて欲しいのに男性は解決を出したがるのです。女性は感情が否定されると傷つき、男性は行動が否定されると傷つきます。この辺がわからないと違うチャンネルで話していてお互い通じてないということが起こるのです。「あなたにはわからないのよ。」「お前なんかに何がわかる!」とね。

 (つづく)

愛とは行動ではなく、人生のすべてだ。それは、あなたを必要としている彼女とともに、
いること。セックスや夢のような日々、けんかや、将来についてのことすべてが一段落したあとでも、あなたと彼女が互いに思いやっていることを知ること。愛、それは何かを教えよう。それはあなたが75、彼女が71の時、隣室での互いの足音を確かめ、一生かけての語り合いが終わることを意味する突然の沈黙におびえること。」         著者不明
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2014年4月2日水曜日

「家庭でのコミュニケーション ガイドライン」


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「家庭でのコミュニケーション ガイドライン」



1. よい聞き手であること。他の人が話し終わるまで答えないこと。

2. ゆっくり話すこと。話す前に考えること。

3. 誇張しないで真実をいつも話すこと。愛をもって真理を語ること。

4. 他の人をイライラさせるような沈黙を用いないでなぜ話すのをためらっているのかを説明すること。

5. ケンカにならぬよう。口ゲンカしなくともあることで同意できないでいることも可能。

6. 怒りをもって応答しないよう。

7. 自分の間違いを知っている時、それを認めてゆるしをもとめること。許したことは忘れてしまい、2度と再び持ち出さないこと。

8. あたりちらすような不平や文句を慎むこと。

9. 批判、非難ではなく、常に相手を励まし建て上げるよう努めること。

10.他人の意見を理解しようとすること。違いを認めること。他の人の関心あることに  
            心を配ること。

                         (家庭カウンセラー:ノーマン・ライト)


以上は、家庭だけでなく一般のコミュニケーションの原則とも言えます。コミュニケーションはキャッチボール。自分の話だけでなく、相手の話もよく聞いて、それに反応していく。うまい会話ができた相手とは、また会いたいなと思いますよね。


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