2020年4月30日木曜日

コロナウイルスは神の人類への裁きか?

「トンデモ」シリーズ(3)の前にどうしても上記のテーマを語らざるを得ない。これに答えるのには、7年間の「患難時代」の災害と「今日」の災害の性質の違い、あるいは「出所」の違いを理解することが重要である。

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大患難時代は「神の怒り」の時

これまで患難時代について語ってきた。人類が今後、通過する歴史上最も困難な暗黒の時代である。それは7年続く。この「大患難時代」は「神の怒り」が下る時なのである。

「・・・御座にいる方の御顔と子羊の怒りとから、私たちをかくまってくれ。 
 御怒りの大いなる日が来たのだ。誰がそれに耐えられよう。」
                        (黙示6:16−17)

神の激しい怒りはここに極まるのである。」(黙示15:1)

苦難の「出所」は神ご自身なのだ。そして、その苦難を実行するために、み使いが災害を携えてくる。(15:1)

これは旧約聖書でいう「主の日」と同じ概念である。

「ああ、その日よ、主の日は近い。全能者からの破壊のようにその日が来る。」(ヨエル1:15)

さらに詳しい記述が2:2にある。この主の日は「このようなことは昔から起こったことがなく、これから後」の時代にも再び起こらない。」

とあり、終わりの日に来る、大患難時代のこととなる。大患難時代には巨大地震、飢饉、戦争、疫病により多くの人が死ぬ。それは全能者からの破壊なのだ。

「見よ、主の日が来る。憤りと燃える怒りの、残酷な日が。地は荒廃に帰し、主は罪びとどもをそこから根絶やしにする。」(イザヤ13:9)

ここで分かるのは、主の日=患難時代の目的は悪と罪人(反キリスト勢力)を滅ぼし、その後、キリストご自身が王として統治するメシア王国を樹立することである。

まとめてみると大患難時代とは
1.      神の怒りの時。災害の「出所」は神。
2.      その目的は悪を滅ぼすこと。
3.      そして最終的にメシア王国を樹立すること。
4.      期間は7年間と限定付きの特別な期間。
5.      患難期に信じたクリスチャンは反キリストから激しい迫害を受ける。

つまり、反キリストはクリスチャンに苦難を与え、神は反キリストとそれに組する者に怒りを下すという構造になっている。

ちなみに、出エジプトにしろ、ソドムにしろ、ニネベにしろ、神の裁きが下る時は前もって具体的に説明がある。それをする理由が特定されている。その裁きは特定な人(人々)に下る。そこにいる人を滅ぼしたり、害を与えることが目的となっている。そして期限限定である。ソドムのロトや出エジプトのイスラエル民族、ノアの家族のように、信者は災害を免れたり、その中で守られたりする。しかし、今日の台風、地震やウイルス災害は特定の理由もなしに、どこにでも起こり得るし、そこに住むすべての人を襲う。

また時間軸的には、主の日(大患難時代)はこれからやってくる。ということは、現在はまだ「主の日=大患難時代」ではないということになる。聖書預言では、患難時代は反キリストがイスラエルと平和条約をむすぶ時から始まる。(ダニエル9:27)それはまだ起こっていない。

つまり、今日起こっている災害は「主の日=大患難時代」の災害ではない!

・・・ということは今日の災害は「出所」が神ではない。では何なのか?考えられ得ることは・・・

1.人間の罪ゆえに呪われてしまい、歪んでしまった世界のリズムで起こって
  いる。パンクした自転車に乗れば誰であってもお尻を痛めるだろう。特に
  ノアの洪水以降、地球の自然環境は大きく変化した。それで地震、台風、
  老化、病気が始まったものと思われる。洪水前の人は長寿だった。今日の
  災害は、特定の人や地域の人の罪ゆえではない。したがって災害はクリス
  チャンにもノンクリスチャンにも及ぶ。事実、コロナウイルスで亡くなっ
  た牧師もいる。大地震で亡くなるクリスチャンもいるだろう。
2.人間の不完全さや罪深さによる災害=人災。交通事故、飛行機事故、原発
  事故、大気汚染などはその類だろう。
3.ショッキングな事実だが、エデンの園にはサタンがすでにいた!以来、
  千年王国後に滅ぼされるまでサタンは存在し、人類を破滅させようとして
  いる。「盗人が来るのは、ただ盗んだり、殺したり、滅ぼしたりするだけの
  ためです。」(ヨハネ10:10)特にクリスチャンとイスラエル人を迫害
  し滅亡させようと働いている。サタンの存在を勘定に入れないと全て神
  のせいにすることになってしまう。かつて無神論哲学者がこう言った。「も
  し神が存在するなら、それは悪魔である。」この世に神しか存在せず、しか
  も、この不条理な世界を何もせずに放って置かれるなら、それは悪魔だろ
  う。しかし、神はこの世界の回復計画を着々と進めておられる。


今は恵の時、救いの日

患難期は「神の怒りの時」。それでは「今」はどんな時なのだろうか?聖書はこう語る。

「確かに、今は恵の時、今は救いの日です。」IIコリント6:2)

また、ヨハネ12:4748には、

「だれかがわたしの言うことを聞いて守らなくても、わたしはその人をさばきません。わたしは世を裁くために来たのではなく、世を救うために来たからです。」

とある。今はさばきの時ではないのだ

そして48節には「・・終わりの日にその人を裁くのです」とある。終わりの日の患難時代そして、最終的な白い御座のさばきで裁かれる。しかし、今ではない。

「まだしばらくの間、光はあなたがたと共にあります。闇があなたがたを襲うことのないように、光がある間に歩きなさい。あなたがたに光がある間に、光の子供となるために光を信じなさい。」(ヨハネ12:35−36)

闇(患難時代)が襲う前にイエスを信じて神の子となることが勧められている。

「主はある人が遅いと思っているように、その約束のこと(再臨)を遅らせているのではありません。かえってあなたがたに対して忍耐深くあられるのであって、ひとりでも滅びることを望まず、すべての人が悔い改めに進むことを望んでおられるのです。しかし、主の日は盗人のようにやって来ます。・・」
                    IIペテロ3:9−10)

これらの聖句から「今の時」は、さばきや神の怒りの時ではなく、恵みと救いの時であることが明らかです。


今日の「災害」を神はどう見ておられるのか?

では、神は今日の病気や災害をどう思っておられるのでしょうか?盲目の人に

「この人が罪を犯したのでもなく、両親でもありません。」(ヨハネ9:3)

と断定されている。障害や病気は「裁き」や「神の怒り」ではない。事実、イエスは地上にいた時、深く憐れんで、全ての病を癒されている。(裁きならその災害は癒されてはならない、地獄の炎を消してはならないように。)

「民の中のあらゆる病気、あらゆるわずらいを直された。」
                        (マタイ4:23)

癒すことがイエスのお心だった。すべての病が癒されているのは来るべき「御国」の予表だからだ。カミュの「ペスト」が再ブームだ。大変よくできた面白い小説だ。ただ登場するパヌルー神父はオラン市を襲ったペストは「神の裁き」という捉え方をしている。神は御顔を背けられたのだと。

「・・・実に長い間、この町の人々にそのあわれみの御顔を臨ませたもうていられた神も、待つことに倦み、永劫の期待を裏切られて、今やその目を背けたのであります。神の御光を奪われて、私どもは今後長くペストの暗黒の中に落ちてしまいました!」(パヌルー神父の説教より)

この神父には同意できません。これは大患難時代前の神の姿勢ではないからです。今日のコロナも特定の地域の人に下る神の怒りとは考えてはならないのです。(人間の限界を知り、神に心を向ける機会にはなるが・・・)

今日の災害・病は神の目にもあってはならない(本来は無いはずの)ものであり、それに侵されている人々をイエスは憐れんで癒されたのです。それが今日の神の御心です。

・・・とすれば、震災被災地の人々を助けるのと同様、今日ウイルスに感染されている人々を助けるのは神の御心であり(裁きなら助けてはいけないのです。)、癒しを祈るのはイエス様の御心なのです。戦後、たくさんのキリスト教系の病院や福祉施設が建てられ、イエスの御心を実践して来たのです。神は「癒しの神」「回復」の神なのです。私たちも神様チームに入って、そのみ業に参与すべきです。


今は宣教の言葉の愚かしさを通して「福音」が語られている。(Iコリ1:21)悔い改めが勧告されている。(IIペテロ3:9)やがて、口で言っても分からない頑固な子供にはスパンクが待っているように、神からのスパンク(患難時代の苦難)が来る。それさえ、不信者への悔い改めのチャンスなのだ。事実、患難期にも信者になるものが起こされる。「わたしは決して、悪者の死を喜ばない。かえって、悪者がその態度を悔い改めて、生きることを喜ぶ。」(エゼキエル33:11)

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重要なメッセージ

聖書の預言は100%成就してきた。7年間の患難時代は必ず来る。しかし、

それは通らなくていい苦難なのだ

患難時代の患難は、神に反抗し、信じない人々への神の怒りなのだ。(黙示6:16−17)つまり苦難の「出所」は神御自身だと言うことだ。

同時に神は教会に向かい「地上に住む者たちを試みるために、全世界に来ようとしている試練の時には、あなたを守ろう。」(黙示3:10)とも言っている。キリストを信じ神の側につくものは守られる。もっと正確に言えば、患難時代の前に信者は天に引き上げられる。これを携挙という。(Iテサロニケ4:16—17)反対にサタンにつき、神に逆らう「反キリスト」勢力側につくなら苦難を通らなければならないことになる。

終末が近づくに連れ、キリストに付くのか、反キリストに付くのかはっきりさせなければならなくなる。

今こそ、創造主に立ち返り、創造主に祈る時なのだ。

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Tokyo Metro Community (TMC)
Japantmc@gmail.com





2020年4月23日木曜日

トンデモ話が本当になる!(2)

 飢餓が世界を襲う

人類は今後、歴史上最も困難な苦痛に満ちた時代を迎えると聖書は語っている。7年間の患難時代である。あまりにもその被害が大きいので、それらはトンデモ話に思える。しかし、今回のコロナウイルス問題で日常が短期間のうちに様変わりしてしまう(しかも世界大で)ことを体験している。3:11の1000年に一度という巨大地震が起こった時、「まさかこうなるとは・・」と多くの人が言った。その「まさか」は起こったのである。

この時代は確実に黙示録の時代に近づいている。聖書の「トンデモ話」に現実社会が近づいていることを垣間見てみよう。


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新型コロナウイルスの感染が広がる3月末、国連食糧農業機関(FAO)、世界貿易機関(WTO)、世界保健機関WHO)の事務局長たちが異例の共同声明を発した。FAOの屈冬玉事務局長は「世界の食料供給網の存続が極めて重要」と強調した。コロナ問題が危機感を強めさせたわけだが、サバクトビバッタの大量発生による被害、アフリカ豚熱(豚コレラ)の感染拡大が複合的に広がっていることも背景だ。資源・食糧問題研究所の柴田明夫代表は「新型コロナ、豚コレラ、温暖化による異常気象が線でつながりつつある」と指摘する。 (AERAdot.4月17日)
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いまの世界では8億人が栄養不良で、そのうち1億人は気候変動が原因とされる。すでに気候変動による異常気象、それが引き起こす「バッタの大群による被害」が実際、起こっている。今年(2020年)ケニアでは1000億〜2000億匹のバッタによって、穀物が荒らされ過去70年で最大の被害となった。インド・ラジャスタン州ではおよそ4000億匹(重さで80トン)ものバッタが襲来している。正式にはアフリカサバクトビバッタと言い、群れがおよそ60km×40kmを覆い尽くし、1日に自重と同じ量の穀物を食べ、150kmも移動する。国連の農業食糧機関(FAO)によれば、このバッタは6月にかけて最大、現在の500倍に繁殖する懸念があると言う。


気候戦争の勃発 気温と暴力の関係を数値化する研究によると、平均気温が0.5℃上がるごとに、武力衝突の危険性は1020パーセント高くなるという。平均気温が4℃上昇した世界では、戦争の数が2倍になる。 戦争は世界の平均気温の上昇と直結はしていなくても、気候変動がもたらす不安や連鎖反応が総計された最悪の展開であることはたしかだ。」*

そして、2050年までに2憶人の気候難民が発生するという。それは飢饉を引き起こし、地球規模の飢餓は戦争を引き起こすだろう。野獣が都市を徘徊することにもなる。ちなみに今回のコロナ問題で、人が街にいなくなったら、野生動物が現れたという報告が出てきている。写真はチリの首都サンティアゴで市街地を歩くピューマ。捕獲され動物園に収容された(324日、ロイター)


単に飢饉を引き起こすだけではない。もし、バッタが人に苦痛(恐ろしいウイルスなど)を与える力も持ったとしたら?人を襲うイナゴが現れるという黙示録のトンデモ話も現実味を帯びてくる。(黙示9:3)


黙示録は現実味を帯びてきた。
「私は見た。すると見よ、青ざめた馬がいた。これに乗っている者の名は『死』で、よみがそれに従っていた。彼らに、地上の四分の一を支配して、剣と飢饉と死病と地の獣によって殺す権威が与えられた。」 (黙示6:8)

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*「 」内の引用は東洋経済2020年3月22日に掲載された「気候大変動が地球と人類に与えうる12の脅威」より。
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重要なメッセージ
この記事は単に読者を怖がらせたり、興味本位で書いているのではない。必ずやってくる困難を前もって知らせ、その備えをするためである。私は防災士として都内で多くの「防災セミナー」を行ってきた。次期震災に備えるためである。首都圏直下地震の今後30年で70%という高確率は変わっていない。必ず来る震災にできるだけの備えをするのは当然だろう。

聖書の預言は100%成就してきた。7年間の患難時代は必ず来る。しかし、


それは通らなくていい苦難なのだ!!!


患難時代の患難は、神に反抗し、信じない人々への神の怒りなのだ。(黙示6:16−17)つまり、苦難の出所は神御自身だと言うことだ。同時に神は教会に向かい「地上に住む者たちを試みるために、全世界に来ようとしている試練の時には、あなたを守ろう。」(黙示3:10)とも言っている。キリストを信じ神の側につくものは守られる。クリスチャンは神の怒りに会う必要がないから。もっと正確に言えば、患難時代の前に信者は天に引き上げられる。これを「携挙」という。(Iテサロニケ4:16—17)反対にサタンにつき、神に逆らう「反キリスト」勢力側につくなら苦難を通らなければならないことになる。

「人の子が来るのは、ちょうどノアの日のようだからです。洪水前の日々は、ノアが箱舟に入るその日まで、人々は飲んだり、食べたり、めとったり、嫁いだりしていました。そして、洪水が来てすべての物をさらってしまうまで、彼らはわからなかったのです。人の子が来るのもその通りです。その時、畑にふたりいると、ひとりは取られ、ひとりは残されます。ふたりの女が臼をひいていると、ひとりは取られ、ひとりは残されます。だから、目を覚ましていなさい。あなた方は自分の主がいつ来られるか、知らないからです。」
(マタイ24:37−42)

この描写は「携挙」について語っている。その前に書いてある(24:27−31)劇的な状況とかなり違う。この劇的な状況は患難期の最後に起こる「地上再臨」の様子である。しかし、ノアの日の前は通常生活だったのだ。今のように!

今こそ、創造主に立ち返り、創造主に祈る時なのだ。


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2020年4月16日木曜日

トンデモ話が本当になる!(1)


 「携挙」「キリストの地上再臨」「千年王国」などはノンクリスチャンから見れば「トンデモ話」でしかないだろう。しかし、そもそもキリスト教は「キリストの復活」というトンデモ話に基づいている。イエスが復活した時、弟子たちでさえ信じなかった。「ところが使徒たちは、この話はたわごとと思われたので、彼らは女たちを信用しなかった。」(ルカ24:11)もちろん後で復活のイエスに直接お会いし、真実と分かり、その証のために殉教するまでに至る。パウロが言うように復活がなければクリスチャンの信仰の中身は無いのだ。(Iコリント15:13—19)しかし、逆に、キリストの復活(一番のトンデモ話)が本当なら、聖書のすべてのトンデモ話は本当になる。

人類は今後、歴史上最も困難な苦痛に満ちた時代を迎えると聖書は語っている。7年間の患難時代である。あまりにもその被害が大きいので、それらはトンデモ話に思える。しかし、今回のコロナウイルス問題で日常が短期間のうちに様変わりしてしまう(しかも世界大で)ことを体験している。1929年のNY発の世界大恐慌、2008年のリーマンショックは連鎖的に世界の人々に影響し世界が暗闇に突入した。3:11の1000年に一度という巨大地震が起こった時、「まさかこうなるとは・・」と多くの人が言った。その「まさか」は起こったのである。

この時代は確実に黙示録の時代に近づいている。聖書の「トンデモ話」に現実社会が近づいていることを垣間見てみよう。


感染病で地上の4分の1が死ぬ!?
「私は見た。すると見よ、青ざめた馬がいた。これに乗っている者の名は『死』で、よみがそれに従っていた。彼らに、地上の四分の一を支配して、剣と飢饉と死病と地の獣によって殺す権威が与えられた。」 (黙示6:8)


今回のコロナウイルス感染は武漢から始まり、世界に広がっている。全世界で感染者数184万人、死者11万人(4月14日現在)。香港のSARSは局所的だったが、今回のコロナウイルスは世界中の大都市を襲っている。あのアメリカ全土で55万人が感染。アメリカの心臓部、ニューヨークが外出禁止令で都市機能を麻痺させている。初の感染者が出てから24日で死者は3201人、感染者は72324人に上っている。(4月7日現在)すでに同時多発テロの犠牲者を超えている。

14世紀ヨーロッパを襲ったペスト(黒死病)では、当時のヨーロッパ人口の3分の1ないし4分の1、約2500万人前後が亡くなったと言われている。イギリスやフランスでは人口の過半数が死亡したと推定されている。


気候変動も状況を悪化させる
「グローバル化する感染症 地球温暖化で生態系が変化すると、病原菌はこれまでと異なる地域でも生き延びる。蚊が媒介する感染症はいまはまだ熱帯地域に限定されているが、温暖化によって、熱帯域は10年に50キロメートル弱の勢いで拡大している。熱帯の境界とともに蚊も北に移動している。気候と感染症の関係でたしかなことは、暑い地域ほどウイルスは活発になるということだ。現状の気温上昇ペースをもとに、世界銀行は2030年には36億人がマラリアの危険にさらされると予測する。」*

今起きていることは今後起きることの「ひな形」なのだ。さらに増大されたものとして、それはやって来る。

黙示6:8には「剣」と「ききん」と「疫病」と「地上の獣」の連鎖によって地上の4分の1の人が死ぬとある。「疫病」と「異常気象」は「飢饉」を招き、「飢饉」は「剣=戦争」を招き、「戦争」は地の荒廃と、「獣」の氾濫を招く。現在の地球人口70億の4分の1といえば17億。とてつもない数だが、ペストにより国の人口の過半数が死亡するということが歴史上、起こっている。今回のコロナの致死率は2%。SARSの致死率は10%。しかし、エボラ出血熱の致死率はなんと50%。感染したら半数は亡くなっている!今後、コロナウイルスより強力な感染力と致死率を持つ新型ウイルスが出現すれば、人類はひとたまりもないのだ。事実、コロナウイルスも医療体制が十分でない発展途上国でさらに強力なウイルスに突然変異する可能性があると指摘する専門家もいる。トンデモ話は現実味を帯びてくる。

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*「 」内の引用は東洋経済2020年3月22日に掲載された「気候大変動が地球と人類に与えうる12の脅威」より。
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重要なポイント
この記事は単に読者を怖がらせたり、興味本位で書いているのではない。必ずやってくる困難を前もって知らせ、その備えをするためである。私は防災士として都内で多くの「防災セミナー」を行ってきた。次期震災に備えるためである。首都圏直下地震の今後30年で70%という高確率は変わっていない。必ず来る震災にできるだけの備えをするのは当然だろう。

聖書の預言は100%成就してきた。7年間の患難時代は必ず来る。それは神に反抗し、信じない人々への神の怒りなのだ。(黙示6:16−17)つまり苦難の出所は神御自身だと言うことだ。同時に神は教会に向かい「地上に住む者たちを試みるために、全世界に来ようとしている試練の時には、あなたを守ろう。」(黙示3:10)とも言っている。キリストを信じ神の側につくものは守られる。もっと正確に言えば、患難時代の前に信者は天に引き上げられる。これを携挙という。(Iテサロニケ4:16—17)反対にサタンにつき、神に逆らう「反キリスト」勢力側につくなら苦難を受けることになる。

今こそ、創造主に立ち返り、創造主に祈る時なのだ。

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