巨悪ほど隠される
万引きはすぐ捕まる。巨悪になるほど、「陰謀論でしょ」と一笑に付され問題にもされない。前回、2つのグローバリズムについて紹介した。御霊の宣教によって広がる「光の国」もあれば、サタンが毒麦を撒く「闇の帝国」も拡大する。世界大の「不法の秘密」は働いているのであり、反キリストによる世界統一政府への準備は着々と進められているのだ。サタンに魂を売った国際金融資本家や政治家、企業家などが連携しつつある。
確かに、民主主義の国にいれば安全のように思われる。民主主義では、物事が多数決で決まる。一見、民意が反映されているように思われる。以前、クリスチャン哲学者のフラシス・シェーファーが「51%の絶対」という概念を説明していた。例えば、51%の人が「同性婚」賛成となれば、それが社会のスタンダードとなる。多数決では51%で「決定」され、それが絶対的な「民意」とされる。
しかし民意を形成するのはマスコミであり、マスコミは偏向報道をし、データは改ざんされ得るということを知っておくべきだ。ニュースは「加工品」であり、「世論は作られる」という側面を持つ。テレビや新聞、大手マスコミの言うことを鵜呑みにしている人が多いが、裏に巨額な金が動けば、報道は歪曲化されるということも忘れてはならない。
JB Pressによるとツイッターによるトランプ氏の検閲が60件あったのに対し、バイデンへの検閲は0件。BLMやアンティファのツイートの検閲はほとんど無しだそうだ。ハンター・バイデンのウクライナ疑惑についてツイッターが拡散制限したことは周知の事実となった。米国4大企業GAFAは、今回揃ってバイデンに選挙資金を提供している。権力とメディアが手を結べば、「愚民」は容易に騙されることになる。
「不法の秘密」の目指すもの
トランプ大統領が敵とみなす「グローバリスト」の目指すところは習近平の言う「人類運命共同体」、ブッシュJr.が語っていた「新世界秩序=New World Order=NWO」、そして、最近言われる「グレート・リセット=Great Reset」。それらは、聖書の言う終末の「世界統一政府」に帰結する。ちなみに、次のダボス会議の開催は 2021年6月で、そのテーマは、「グレート・リセット」。(これについては末尾の資料を参照)
やがて現れる「獣=反キリスト」は世界の政治、経済、宗教、メディアを支配するだろう。現在は「引き止める者」(IIテサロニケ2:6—7)のゆえに公に活動できないが、「不法の秘密」はすでに働いているのだ。
11月11日に国連が「生体認証デジタル ID ウォレット」を発表したというニュースが飛び込んできた。国連デジタル IDは、人事、医療状況、旅行、給与、年金に関連するデータを、支局の担当者が使用できるデジタルウォレットだそうだ。国々の背後で秘密裏に働く、「ディープ・ステーツ」(政府内政府=国際金融資本)が「デジタル管理社会」の実験を中国共産国家で実験しているとしたら?・・疫病ワクチンを全世界の人に平等に提供し、予防接種証明書を発行するという名目で、全世界の人々がデータ管理されるようになるとしたら・・・。
日本も急速なキャッシュレス化の流れの中で、この「新世界秩序」に飲み込まれていくのかも知れない。国々は聖書の価値観から離れ、LGBT推進、妊娠中絶容認、売春・麻薬の合法化、無神論的教育へと進んで行くだろう。聖書的価値観に固執するクリスチャン達は迫害を受けるようになる。大半の教会はリベラル化し、「万人救済主義」へと傾いてゆく。
そうやって「闇の王国」は広がっていく。人類は連帯して「バベルの塔」を建て、人類の万能を誇るようになる。神に向かって高ぶるようになる。その背後にはサタンがいる。聖書ではサタンは一貫してリアルな存在として描かれている。
しかし、同時にサタンの結末と滅びは聖書にはっきり書かれている。(黙示録20:10)そしてサタンはそれを承知している。ただ、サタンにとっては「不都合な事実」なので、なんとかクリスチャンから「黙示録」を遠ざけ、疑わせ、比喩的解釈で事実をぼやかそうとしているのだ。
患難期のサタン
「反キリストが来るとあなたがたが聞いていたとおり、今や多くの反キリスト
が現れています。それによって、今が終わりの時であると分かります。」
( Iヨハネ1:18)
サタンは偽物(カウンターフェイト)を作る天才だ。父なる神、人となった神イエス、そしてイエスに栄光を帰す聖霊。それを真似てサタン(竜)がバックアップする、いわば人となったサタン(獣=反キリスト)そして獣を崇めさせる偽預言者。彼らは、人々を誘惑し、自分達に従う人々を増やしている。イエスが弟子達を育てたように、サタンも弟子達を育てている。彼の王国を拡散するために。特にメディア、エンターテインメント(映画、音楽等)を通して反聖書的価値を拡散している。地上での一番の価値は1)肉の欲 2)目の欲 3)暮らし向きの自慢、であるように洗脳する。洗脳された人々は、この3つをもたらすマモン(金の神=サタン)を拝するようになる。黙示録のバビロンは、そのような富と快楽の頂点なのだ。しかし、バビロンは最後には倒される。(黙示18章)そして、サタンは火と硫黄の池に投げ込まれる。(黙示20:10)
「子どもたち、偶像から自分を守りなさい。」 (Iヨハネ5:21)
サタンの策略は分かっている。性と金への誘惑、買収、そして脅し。
「今の世で富んでいる人たちに命じなさい。高慢にならず、頼りにならない富
にではなく、むしろ、私たちにすべての物を豊かに与えて楽しませてくださ
る神に望みを置き、」 (Iテモテ6:17)
すべて世にあるもの、すなわち、肉の欲、目の欲、暮らし向きの自慢は、御父から出るものではなく、世から出るものだからです。世と、世の欲は過ぎ去ります。しかし、神のみこころを行う者は永遠に生き続けます。幼子たち、今は終わりの時です。(Iヨハネ1:16−17)
神の子供達は「世界」を取り戻す
「光は闇の中に輝いている。闇はこれに打ち勝たなかった。」 (ヨハネ1:5)
光の勝利は決まっている。どうあがいても闇は光に打ち勝たない!
「というのは、世界の相続人となるという約束が、アブラハムに、あるいは彼
の子孫に与えられたのは、律法によってではなく、信仰による義によってで
あったからです。」 (ローマ4:13)
「天国に行く」約束ではない!世界 (The World)を相続する。父なる神が創造したこの世界をだ。一時的に闇の勢力に支配されたとしても、最後は神の子供達が取り戻す。
というのも、神は、私たちが語っている来たるべき世を、御使いたちに従わせたのではないからです。 (ヘブル2:5)
ここでも天上の天国の話ではない。「来るべき世」という時間軸の向こうからやってくる「世界」だ。サタンも御使の1人だったことを考えると、「来るべき世界」はサタンや悪霊(堕天使)、が支配するのではなく、イエスを信じる神の子供達が支配するようになる。(黙示20:6)イエスの贖いは、正に神の子供達(クリスチャン)に、この世界を取り戻させるためなのだったのだ。(ヘブル2:10)
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(資料)以下は前駐米教皇大使のカルロ・マリア・ビガノ氏がトランプ大統領に送った手紙の内容である。「闇の力」がどう動いているか的確に見抜いています。以下のリンクにオリジナルがあります。https://www.lifesitenews.com/images/pdfs/Open_Letter_to_POTUS.pdf
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アメリカ合衆国大統領 ドナルド・J・トランプ閣下への公開書簡
・OPEN LETTER / TO THE PRESIDENT OF THE UNITED STATES OF AMERICA DONALD J. TRUMP
2020年10月25日(日)
厳粛な王、キリストの使徒より (Solemnity of Christ the King)
大統領閣下
神と人類に反する世界的陰謀により、全世界が脅威にさらされていることについて報告させて頂くことをお許しください。私は前米国ローマ教皇大使であり、使徒の後継者として、そして大司教としてここに書かせていただきます。市民と宗教両方の代表者たちが沈黙を続けている中で発言させていただこうと思います。
6月の手紙にも書きました通り、この歴史的な瞬間は、悪の力(フォース)と善の力が戦っている光景を現出させており、そして悪の力は光の子たちに立ち向かうためにはパワフルで良く練られた戦略であるかのように見えていますが、実際には乱れており、それに加えて、正しい判断ができない状態にあることにより、精神的な指導者たちからは見放されています。
彼らは日々攻撃を増し、社会の安全や人々の自由や人生を乱しており、彼らには敬意というものがまったくありません。国家の政治家や宗教家のリーダーたちも西洋文化やキリスト的な魂を脅かすような発言を続け、健康を守るための緊急対策という名の下、実際には暴政により大衆は市民権さえ否定されている状態となっています。
現在、世界的な計画である「グレートリセット (Great Reset)」が進行しています。
その計画の構造は、世界のエリート集団が人類を支配し、大規模なスケールで個人の自由を奪おうとする内容です。資金の準備も出来ており、すでに数カ国ではこれは承諾済となっています。しかし、他の国々では、まだ計画初期の段階です。
世界のリーダーたちで、この悪魔的なプロジェクトの共犯者や実行者たちは、世界経済フォーラムの Event 201へ資金提供をしており、その内容を実行している悪辣な集団です。
このグレート・リセットの「目的」は、表向きにはベーシック・インカムと、これまでの負債・借金を帳消しにするという魅力的な約束がありますが、その背後に、健康と自由を完全に支配するという目的があります。
国際通貨基金 (IMF)が行うこの条件には、個人の資産所有権の放棄とビル・ゲイツと大手製薬会社の協調による新型コロナウイルスのワクチン接種を必ずおこなうという代償があります。
このグレート・リセットを実施している人々は、巨大な富を得る事が動機であり、ヘルス・パスポートとデジタルID が義務化され、世界全体の人々をデジタルで追跡できるようにしたいと考えているのです。それに応じない人たちは拘束施設に入れられるか自宅軟禁状態となり、資産を没収されるという計画です。
大統領閣下、すでにご存知かと思いますが、グレート・リセットは、数カ国においては、今年 2020年の終わりから来年 2021年の第三期の最初あたりに始まります。
公的には第二あるいは第三のパンデミックという口実を用いて更なるロックダウンが実施されます。パニックの種を撒き、個人の自由を奪おうとし、世界的な経済危機を正当化するドラコニアンのこれらの思惑は大統領はすでにご存知のことと思います。
グレート・リセットを計画している人々は、もう後戻りすることができない世界を構築しようと企ています。
しかし、世界の人々は感情、信仰、文化、伝統や思想を持っています。単に自動的にそのようなことに従いはしません。人間は心と魂を持っており、それは「精神的な糸」で高次元とつながっており、またそれは神ともつながっています。その使徒として、私たちは挑戦します。ルシファーが最初にやったように。
悪魔的集団である敵は、今最終段階に入っていますが、彼らは静かに移行できると思っていたところに邪魔が入り、彼らが怒っているのも不思議ではありません。
ディープ・ステートは、彼らを非難する人々に対しても一貫性のない反応を示しています。それも理解できます。主流メディアの多くが何の痛みも伴わずに気づかれずにスムーズにニュー・ワールド・オーダー(新世界秩序)に寝返った時点で裏切り行為やスキャンダルや犯罪が明るみになってきているのです。
数ヶ月前までは、真実を語る人々を陰謀論者として中傷する事は簡単でした。しかし今では詳細が明らかになっている事態となっています。
今年の 2月末くらいまでは、路上を歩いているだけで逮捕されてしまうというような状態を想像していた人はひとりもいませんでした。自分のお店を開いているだけで逮捕される、教会に行っただけで逮捕される、そんな社会が訪れるとは誰も思っていませんでした。
しかし、今、それが今世界中で起きています。
絵葉書にあるような美しい光景のイタリアでさえもそれが起きてしまっています。政治家たちが宮殿にバリケードを張って守られている中、多くの人がビジネスを失い、普通の生活を奪われ、旅行もできない、教会で祈る事もできない状態となっています。この悲惨な心理的状況の結果はすでに現れており、社会やクラスメートから離された子どもたちの多くが自殺しています。
このエリート集団は、ディープ・チャーチが持っている課題もサポートしており、(カトリック)教会のトップたちも最初からエリート集団と共にこの計画を実施しています。
カテコン(kathekon / 紀元前のギリシャの哲学者ゼノンによってつくられた概念)あるいは「完全に正しい行為」の中で聖ポールが「反対する者」の存在を語っていました。この「反対する者」とはトランプ大統領閣下、あなたのことです。
あなたは、闇の子たちの最後の暴力行為であるディープ・ステートに「反対する者」なのです。
あなたは、はっきりと基本的な自由を尊重し、妥協することのできない価値を尊重するとし、そして、「神の元にあるひとつの国」を守ると宣言しました。
この理由から、善である人々は、これが史上最も重要な大統領選挙であることを理解しなければなりません。ロックダウンにより私たちの今ある世界が抹消されてしまわないためにです。
あなたの周囲には、信心深い人々と勇気のある人々が集まっており、あなたこそが、世界の支配者たちに「立ち向かう最後の人」と彼らは考えています。
もう一方の候補に投票するということは、ディープ・ステートに支配され、多くの犯罪とスキャンダルにまみれた人物を選ぶということであり、コンテ首相が自国のイタリアに対しておこなっていることや、マクロン大統領が自国のフランスに対しておこなっている事、サンチェズ首相が自国のスペインに対しておこなっていること、そして、ローマ教皇フランシスコがカトリック教会に対しておこなっていることと同じことをアメリカにやろうとしている人に投票する事になるのです。
いくらでも脅迫され得る過去を持つバイデン氏は、バチカンの高位聖職者たちによる「マジック・サークル」と同様に、無制限に利用され、そして操られるでしょう。国内の政治も国際的な政治にも違法のパワーが干渉できる状態になります。
彼を操っている存在たちは、彼に問題が起きた場合には即座に替わりの人物を用意しており、入れ替える準備も進行しています。
現在、この「目に見えない敵」による暗黒の最中ではありますが、しかしながら、希望というものも生まれつつあります。
敵の存在たちは「愛する」という概念を知りません。ベーシック・インカムを与えることやローンの返済を消滅させることだけで、大衆を牛の様に扱い、そして征服することはできないのです。
長い期間、暴君たちからひどい扱いを受けていることに、多くの人々は気づき始めています。魂があることに気づき始めています。
すべての均質化とアイデンティティーの抹消が自由と引き換えに起きることを理解しており、それを拒否しています。実直な人々は、社会の繋がりの大切さ、家族というものの大切さ、信じ合える仲間との絆の大切さに気づき始めているのです。
グレート・リセットは、失敗に終わる運命にあります。
なぜなら、自分の「人間としての権利」を強く訴える人たちがいるからです。愛する人々を守り、子どもや孫たちに未来を与えようとする人たちがいるからです。
勇敢で強い意志力を持つ光の子たちの前で、非人道的なグローバリストたちは惨めに敗北することとなるでしょう。
敵にはサタンが背後にいますが、彼らは嫌悪しか知らないのです。
しかし私たちの側には、全知全能の神がついています。最も聖なる聖母は古代のサーペント(蛇の象徴 / 悪魔)の頭を揉みつぶすでしょう。「もし、神がわたしたちの味方であるなら、だれがわたしたちに敵し得ようか。」(新約聖書 ローマ人への手紙 8章31節)
大統領閣下、すでにご存じかと思いますが、この最大の危機において、アメリカ合衆国がこのグローバリストとの戦いで防波堤となることが期待されているのです。
神の力をどうか信頼して下さい。
「わたしを強くして下さるかたによって、何事でもすることができる。(新約聖書 ビリピ人への手紙 4章13節)」
神の摂理の使い手となることには大きな責任を伴いますが、それと同時に必要な力はすべて与えられるのです。多くの人々が祈りを通じてあなたを熱心にサポートしているのです。
天なる希望を込めて、あなたとファーストレディー、そしてあなたの協力者たちに私の心からの祝福の祈りを捧げたいと思います。
アメリカに神の祝福を!
カルロ・マリア・ビガノ
前駐米教皇大使
Carlo Maria Vigano
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意味ある人間関係と祈りで広がるキリスト中心のコミュニティ
東京メトロ・コミュニティ
Tokyo Metro Community (TMC)
執筆者:栗原一芳