ハイテック・ハイタッチと言われるように都会の人々は孤独で、
人のつながりに飢えています。また、ポストモダンの人々は
宗教的には「霊的」なものに興味はあっても制度化された教会、
組織としての教会には興味を示しません。しかし、都会のオアシス的
な心を開いて人生を語れる「コミュニティ」「スモールグループ」には
興味があるのです。実はそれはコイノニアとしての教会の本質でも
あるのです。第一世紀の原点的教会は「家」の教会であり、必然的に
スモールグループでした。
21世紀の東京ダウンタウンでこの原点的教会を再現したいのです。
コミュニティにはいわゆる「偉い人」はいません。2-3人が主の名に
よって集まるところに主ご自身がおられるのです。そこでは、上下
関係や先生と生徒の関係より同等の仲間として聖書が語る「お互いに」
を大事にします。お互いに祈りあい、分かち合い、教えあうのです。
そこにオーナーシップや帰属感が生まれます。
そのようにして日常生活の中に聖書のことばを生かしたいのです。職場
で神を体験したいのです。そこに「変えられた人生」の証が生まれ、
そして、それは人々を魅惑してゆきます。人々は理論ではなく、
実際的(workable)なものを求めているのです。変えられた人生、
神と共にあゆむ日常生活は最大の伝道のツールなのです。
一人で悩んでいる人、孤独な人が多いのです。クリスチャンが
あたりまえに教会の中で行っている「お互いに祈りあうこと」が、
教会の壁の外でも行われたら。未信者の日常感じている必要
(癒し、回復)のために、マーケットプレイスで一緒に、かつ
自然なかたちで祈れたら。それはすばらしいミニストリーでは
ないでしょうか?自分がケアされることは誰でもうれしいものです。
愛を受けることによって、心は開かれていきます。
「意味ある人間関係と祈り」で広がってゆくコミュニティ。
それがTMCの目指すチャーチプランティグなのです。
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TMC Core Values
1. Evangelism in the Marketplace 「生活の場」での伝道
ルカ19:10の主のお心をシリアスに受け止め、東京をはじめ
とする、ダウンタウンを生活の場(ほとんどの時間を過すところ)と
する人々に届いてゆくことを最重要課題とする。内輪の仲良し会で
終わらない、アウトリーチ指向。
鍵となる質問:常に失われた魂と接しているか?
2. Multiplying Harvest Workers 「倍化」する収穫のための働き人
弟子訓練と名のつく、単なる、勉強会でなく、神の畑での収穫に
携わる「働き人」を生み出す。単なるプログラムでは人は育たない。
人とのかかわりの中で、愛することを学ぶ。知識より影響力。
鍵となる質問:自分に替わる人を再生産しているか?
3. Life Relevant Multiplying Organic Church
生活に即した倍化する有機的生命体 としての教会
日曜教会の概念から毎日の生活の場での教会へ。365日の主と
いう意識。現実の生活の課題、問題に適応される「生ける御言葉」。
メンバーの主体的かかわり(参加型)によるアカウンタブルなスモール
グループ。制度より、命、有機的(オーガニック)なネットワークが
優先される。
鍵となる質問:心を開ける信徒の仲間との交わりが週日にあるか?
4. Holy Spirit Led Lay Movement
聖霊に導かれた信徒のムーブメント
牧師依存の「お客さん」的信徒ではなく、一人一人が聖霊に聞き、
導かれ、力を受けオーナーシップをもって取り組むムーブメント。
すべてのクリスチャンに聖霊が注がれているという事実から出発。
タテ型の命令系統より、フラットで柔軟なネットワークが重視される。
組織、制度より生命体として機能。単なるソーシャルクラブではなく、
聖霊に満たされ、聖霊に導かれるキリストの体へのコミットメント
あるコミュニティを目指す。
鍵となる質問: 参加者は主体的にかかわることをエンジョイして
いるか?
5. Kingdom Mentality 「神の国」を広げるという概念
教団、教派の壁を越えた、シティワイドムーブメントを目指す。
鍵となる質問: 「自分の教会」「自分のグループ」を超えた「神の国」
「神の畑」という視点があるか?
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