ダビデは泣いた。ヨブも苦悶して泣いただろう。イエス様でさえ、ラザロの墓の前で泣いた。それでいい。自分の内側に何が起こっているか(Emotional self awareness)を認識することは大事。天使を装うものは野獣になる。内側がカラカラなのに、人々の前だけでいいかっこうしていると、いつか急に崩れる。
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アメリカの有名なクリスチャン番組 700クラブのホストの一人、歌手、ライターでもある、シェイラ・ワルッシュ(Sheila Walsh)が1992年に語った証より。
ある朝、私はかっこいい髪型とびしっとキメタ服装で全国版テレビ番組のためにスタジオに座っていたの。その夜、精神病院の病棟に閉じ込められていた。でも、それは神様が私に、してくれた最高に優しい行為だった。
病院での初日、精神科医が私に尋ねた。
「あなたは誰ですか?」
「私は700クラブのホストの一人です。」
「いえいえ、そうじゃなくて、」
「それなら、私はライターであり、シンガーです。」
「そういう意味じゃなくて、あなたは誰ですか?」
「えっ!どういう事か全然わかりません。」
医者は答えた。
「そうでしょうね。だから、あなたは、ここに居るのですよ。」
私は他の人が自分をどう見るかで、自分を計っていた。段々にそれが私を蝕んでいった。入院する前、700クラブのスタッフの何人かは私を止めて、こう言った。
「やめなさい。立場を失うよ。もし、人々が、あなたが精神病院に入って薬の世話になっていると知ったら、すべて終わりだよ。」
私は言った。
「どうせ、すべて終わりなの。そんな事、考えても無駄。」
本当にすべてを失ったと思った。家も、給料も、仕事も。すべて。でも、私は自分の人生(I found my life)を見つけたの。自分の一番最低の状況の中で、真実の自分を発見したの。神様は知っていたんだわ。
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Emotionally Healthy Spirituality」 Peter Scazzero著、から、このテーマを考えてみよう。著者は自己価値の誘惑についてこう言っている。(PP79-80)
1) I am what I do (Performance) 自分の業績で自分の価値を計る。
2) I am what I have (Possession) 自分の所有物で自分の価値を計る。
3) I am what others think (popularity) 人からの評価や人気で自分の価値を計る。
しかし、この計りでは、平安は与えられない。クリスチャンでも、一歩間違うとこのような世的な価値観に陥ってしまう。あなたは自分の価値観、アイデンティティをどこに置いているだろうか?
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