TMCミニコーチング
1週間後、おじいさんの馬が戻ってきた。しかも、4匹の他の馬を連れて。村の人は言った「おじいさん、よかったな、こんないい事が起こるんだね」しかし、おじいさんは言った「良いとか、悪いとか言わないでくれ。それは神のみぞ知る。」その馬を売りに出せるように息子が調教し始めた。ある日、息子は落馬して足の骨を折ってしまった。村の人は言った「なんて災いだ、えらいことになったな、おじいさん」おじいさんは言った「良いとか、悪いとか言わないでくれ、それは神のみぞ知る。」
やがて国は戦争となった。すべての村から若者が駆り出された。しかし、おじいさんの息子は足を骨折しているため、召集されなかった。村の人は言った。「いや、運がいいね。怪我のおかげで戦争にいかなくて済むね。」おじいさんは言った「良いとは、悪いとか言わないでくれ。それは神のみぞ知る」そして物語はさらに続く。
この話は旧約聖書のヨセフの話を思い起こさせる。父にかわいがられたヨセフは兄達に妬まれエジプトに売られてしまう。ここでストーリーが終わっていれば、悲劇となる。しかし、その後、エジプトでパロの侍従長のポティファルの僕として信頼を得て、主人の全財産を任されるまでになった。ここで終わっていればハッピーエンド。しかし、今度はポティファルの奥さんに誘惑され、それを拒んだことで、濡れ衣を着せられ監獄に入れられてしまう。悲劇。しかし、獄中で王の僕達の夢を解いたことから、エジプト王の夢解きをするようになり、ついにはエジプトの総理大臣に・・・ハッピーエンド、と物語は続く。
私達は現在の状況に一喜一憂する。もうダメかと思う。しかし、結論を出すのはまだ早い。主はヨセフと共にいたように、あなたと共にいる。
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あなたの人生を応援する「人生のコーチ」
asktmc.blogspot.com (栗原)
提供:東京メトロ・コミュニティ
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