トンデモ話が本当になる!(3)
人類は今後、歴史上最も困難な苦痛に満ちた時代を迎えると聖書は語っている。7年間の「患難時代」である。あまりにもその被害が大きいので、それらはトンデモ話に思える。しかし、今回のコロナウイルス問題で世界の日常が短期間のうちに様変わりしてしまうことを体験している。3:11の1000年に一度という巨大地震が起こった時、「まさかこうなるとは・・」と多くの人が言った。その「まさか」は起こったのである。
この時代は確実に黙示録の時代に近づいている。聖書の「トンデモ話」に現実社会が近づいていることを垣間見てみよう。
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自然界のカタストロフィは秒読み状態
〜あと12年!?〜
国連が発表した歴史に残る報告書によると、2050年までに世界の炭素排出量が酸素生成量と等しくなるカーボンニュートラル状態にならないと、壊滅的な気候変動が避けられないそうだ。国連のIPCC(Intergovernmental Panel on Climate Change 、気候変動に関する政府間パネル)は、われわれが悲劇的な生態系の崩壊へといかに近づいているかを示す新たな報告書を発表しており、その中で、
「急速で広範、かつ前例のない変化が社会のあらゆる部分で生じることがなければ、地球の気温は摂氏3度近く上昇する。さらに私たちには、そうした気候変動に対処するための時間に関して、最悪の場合は12年ほどしか残されておらず、それができなければ、あらゆるものが崩れ去っていくだろう。」*
というショッキングなコメントも含まれてるのだ。これは宗教家の話ではなく、科学者の話なのだ。さらに・・・
(BBC News Japan 2020年1月24日)
終末時計は秒読み段階。黙示録の患難時代はリアルに近づいているのである。
頻発する殺人熱波
「現在、夏の平均最高気温が35℃に達する都市は世界に354カ所あるが、2050年には970に増え、8倍の16億人が生命にかかわる暑さにさらされる。仕事中に重い熱中症になる数も世界中で25万5000人になる予測だ。いまでも10億人がヒートストレスを受け、総人口の3分の1が毎年少なくとも20日間は熱波で死ぬ危険にさらされている。気温の上昇を2℃未満に抑えても、2100年には生命の危険は総人口の半分にまで増えるだろう。抑えられなければ、世界の人口の4分の3が熱波の影響を受ける。」*
「太陽は火で人々を焼くことを許された。」(黙示16:8)
このトンデモ話が現実味を帯びてくる。5月6日時点で日本ではコロナウイルスで577人の方が亡くなっている。しかし、熱中症で死亡した人は2010年には1731人。2013年には1077人に上っている。2018年には1ヶ月で765人が死亡した。強烈な熱波が世界大に広がった時、どれほどの犠牲者が出るだろうか?
ちなみに温暖化で水面が上昇する。2100年には、世界の人口の5パーセントが毎年洪水に見舞われるという。インドネシアの首都ジャカルタは、洪水と地盤沈下で早くて2050年には完全に水没するという想定も出されている。
世界的な水不足
「2020年には、2億5000万のアフリカ人が気候変動による水不足に直面する。2050年になるとアジアだけで10億人が水不足に陥り、さらに世界銀行の予測では、世界中の都市部で利用できる水がいまの3分の2まで落ちこむ。同年には、50億人が水資源を充分に活用できない状態に陥ると国連は予測する。さらに海が死んでゆく。海洋は二酸化炭素を吸収してきた結果、「海洋酸性化」という現象が起きている。海洋酸性化はサンゴだけでなく、魚の生息数にも打撃を与える。オーストラリア沿岸では、わずか10年間で魚の数が32パーセントも減少した。」*
「水が苦くなったので、その水のために多くの人が死んだ。」(黙示8:11)
は現実味を帯びてくる。
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*「 」内の引用は東洋経済2020年3月22日に掲載された「気候大変動が地球と人類に与えうる12の脅威」より。
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重要なメッセージ
この世界はアダムの罪ゆえに呪われ、歪んでしまっている。そしてサタンも大活躍している。従って、理想の世界になることはない。この時代には地上天国は来ない。病気もある、老いもある、人災もある。それらの災難は、信仰のある人にも襲いかかる。これがこの地上の事実なのだ。
クリスチャンは信じて義と認められ(義認)、現在、この地上の苦難を通して訓練され(IIペテロ1:4−8)、魂が聖められる「聖化」の過程を通過している。やがて体の贖いが完成される「栄化」に到達する。
この世の最終到達地点は「患難時代」ではない。それは「産みの苦しみ」であり、通過点なのだ。グッドニュースがある。患難時代のクライマックスにキリストの地上再臨があり反キリストは滅ぼされ、悪の根源であるサタンは縛られる。そしてキリストご自身が直接統治するメシア王国(千年王国)が地上に成就する。(黙示録19章−20章)
歪んだ世界が正される。それはエデンの園の回復であり、そこではシャローム(神と人、人と人、人と被造物との平和)が訪れる。創造主が送った人類の救い主、キリストを信じ、罪赦された者はそこに入る特権を頂く。これを「御国の相続」という。クリスチャンはそこに入る約束として聖霊による証印を押されている。(エペソ1:12−14)クリスチャンたちもキリストと共にその国を統治するので(黙示20:4−6)、私たちは「神の相続人、キリストとの共同相続人」(ローマ8:17)と呼ばれている。
この回復された世界で1000年間、愛する兄弟姉妹と一緒に生活を楽しめる。(その後に永遠の新天新地に住む)すでに復活の体なので、老いも病気も無い。私たちを誘惑するサタンも悪霊もいない。なんと素晴らしいことだろう。あまりに素晴らしくて言葉が出ない。あまりに素晴らしいので、今のこの地上の生活と比べることさえ愚かなのだ。パウロはこう言った。
「ですから私たちは勇気を失いません。たとい私たちの外なる人は衰えても、
うちなる人は日々新たにされています。今の時の軽い患難は、私たちのうち
に働いて、測り知れない、重い永遠の栄光をもたらすからです。」
(IIコリント4:16−17)
最後にイエスご自身も確信的な宣言をされている。
「わたしを遣わした方のみこころは、わたしに与えてくださったすべての者
を、わたしがひとりも失うことなく、ひとりひとりを終わりの日によみがえらせることです。事実、わたしの父のみこころは、子を見て信じるものがみな永遠のいのちを持つことです。わたしはその人たちをひとりひとり終わりの日によみがえらせます。」
(ヨハネ6:39−40)
今こそ、創造主に立ち返り、創造主に祈る時なのだ。
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Tokyo Metro Community (TMC)
Japantmc@gmail.com
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