TMC についての詳しい説明は 2008年2月5日の記事をご覧ください。
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これから数回にわけて、「今、教会に何が起こっているのか?」というタイトルで
連載記事を載せます。お楽しみに!
第一回
「今、教会に何が起こっているのか?」
リバイバル誌(2009年4月15日号)の「アメリカユース便り」という記事の中で、ユースミニストリーワーカーのジャレット・ブライアント氏のインタビューが載っていた。
その中でブライアント氏は「現在、アメリカでは83%の大人が自分の宗教をキリスト教と答えています。しかし、実際は10人中7人が教会に行くことをやめているのが現状です。エンターテイメントを提供して、人を喜ばすことばかりに目を向けていたら、教会は崩れていくと思います。」と語っている。
実際、ユースの人数が多い教会は、超大型フラットスクリーンが何台もあり、ゲームセンターのように何種類ものゲームがあり、おしゃれなカフェがあるという。
1970年代から急上昇した韓国の教会は数年前に1200万人いたクリスチャン人口が800万人に激減したという。韓国教会を視察訪問した尾山謙仁牧師は「韓国のノンクリスチャン一般が抱いている
キリスト教会に対するイメージは必ずしも良くないというのである。聞いてみると、日本人一般が日本の新興宗教に対して抱いているイメージに似ているのだ。韓国の教会は自分たちの勢力拡大しか興味を持っていない。立派な会堂を建て、信徒を増やし、予算を拡大し、その結果、牧師は優雅な生活を満喫している。社会に何も貢献していない、という大変手厳しい批判が広がっているというから驚きだ。」と報告している。(リバイバル誌4月15日号)
アメリカに話を戻すが、同様の指摘をマーケットリサーチャーのジョージ・バナーがその著書「レボリューション」で語っている。「彼らは大抵、熱い信仰を守るために教会を離れてゆく。」と。そしてアメリカの教会の現状をこう報告する。
* 10人に8人は礼拝で神の臨在を感じない。また神とつながっていることを体験したことがない、
と答えている。
* クリスチャンの半数は、過去1年間に神の臨在を感じたことが無い。
* 典型的なクリスチャンは1生の間、1人も救いに導くことなく人生を
終える人が多い。
* 大方のクリスチャンは救いのため祈るとき、特定の人を思い
浮かべずに祈っている。
* 新生したクリスチャンのうち、聖書的な世界観を持っている人は
わずか9%である。
* 平均的クリスチャンは聖書の教えは正確であると思っているが、
1年間に聖書を読む時間は、テレビを見たり、音楽を聴いたり、
本や雑誌を読んだり、趣味や娯楽に興じる時間よりも短い。
* クリスチャンは平均して収入の3%を献金しているが、それを
「犠牲的」な献金だと思って満足している。
* 兄弟姉妹に対する霊的な責任を果たしているクリスチャンは
6人に1人である。
* 新生したクリスチャン夫婦で離婚に至ったカップルの数は、
未信者の夫婦とほぼ同数である。
さてそうなると、一体「教会」とは何なのだろうかという疑問が出てくる。
(次回に続く)
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