変貌する大都市、東京
データ資料「不動産は値下がりする」
(江副浩正著 中公新書ラクレ)より
汐留シオサイト、品川インターシティ、六本木ヒルズ、ミッドタウン、
最近は赤坂BIZと次々と新しいオフィスビルが建ち、住居空間が
創出されている。品川では3万人が生活(仕事ではない)する
空間となる。
東京は大変貌を遂げている。東京都が秋葉原を「日本最先端
のIT拠点」とする構想を出した。再開発の拠点「秋葉原
クロスフィールド」がすでに完成。古い電気街と違う新しい顔が
見え始めている。東京駅前にも両端にタワービルが完成。
丸ビルも新しくなり、レストランなど、エンターテイメントの
要素も加味し、土日に人気のない丸の内に人が集まってきた。
不動産状況はどうだろうか。超高層マンションの建設予定数は
東京23区で関西圏の2倍。戸数にして3倍から4倍に近い。
やはり東京はモンスターだ。しかし、ワンルームマンションは
供給過多。都心以外では値は下がっている。港区の3A,
青山、赤坂、麻布では土地の平成16年から19年で、
単価は2倍近く上昇。江東区、品川区、大田区は埋め立て
により面積が増大した地区。千代田区、港区、新宿区、
中央区ではオフィスビルの空室率は低下してない。
大事なポイントは日本の人口が降下を始めても、東京の
人口は増加しているということ。
かつて多摩ニュータウンへ新居を構えた次世代が都心に
戻ってきている。都会への回帰のトレンドが鮮明になって
きている。外国から来日する人も増え、外資系ホテルは満室に
近い。中央区開発は3つのゾーン。
(つづく)
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