「影響力」
イエスが当時、「影響力」ある人であったことは
言うまでもないが、そのイエスを信じ、福音の力
を体験した初代のクリスチャン達も社会に対して
大きな影響力を持っていた。
Rise of Christianity by Rodney Stark. Sociologist.
"They did not withdraw to suburban churches and
pursue private piety,. They pushed into every part
of their world talking their faith and making it
relevant. They did not withdraw from civic involvement,
but pushed in further. They did not wait for government
to fix their health , abuse of women, care of abandoned
infants and a host of other issues. Neither did they have
a professional clergy to rely on to lead all “religious”
activities. Their faith was publicly relevant and
Christians were influential- not because of political
positions but because of their networks and active
engagement in society."
つまり、クリスチャンは都会のど真ん中で、その当時、他の
宗教ができなかった社会奉仕、社会改革に貢献した。民族の
中だけの助け合いではなくて、クリスチャンが誰でも助けたので、
当時の異教徒の皇帝が不思議に思い書き残している。信仰が
世離れしているのでなく、時代のニーズにマッチし社会を変革した。
これは歴史的事実。
ニューヨーク、Redeemer Church の牧師 ティム・ケラー師は
"The City in the city" という表現を使う。隔離されたゲットーと
してではなく、NYの中で、クリスチャンの群れが、新しい価値観
を持って、都市を創出している。それが外に向かって社会へ
影響を与えていく。つまり、教会の中での年寄りと若者の関係、
男性がどう女性を扱っているか。父親がどう子供と対してるか。
会社の社長がどう、ビルの掃除のおばさんと関わってるか。
(スモールグループで祈りあってるかも)異なる民族同士が
愛し合い、仕えあっている。そういう姿が外の社会への証と
なってゆく。
ユダヤ教は民族の壁を越えられない。(良きサマリヤ人のたとえ)
神道は日本人を越えられない。(自国民族の優位性を歌い上げる)
でも教会は、クリスチャンは違う。いろいろな国のいろいろな立場
の人が一緒に神を礼拝し、愛し合い、主に仕えてる。これは奇蹟
なのだ。主の十字架の為せる業。世の人は「なんでだろう?」と
不思議に思う。
伝道し、人が救われ、我々のコミュニティにつながることは単に
この世のクラブ活動とは違う。単に教会のメンバーを増やすという
次元の話ではない。真の社会改革、コミュニティ改革。東京という
都市の中に「新しい都市をクリエートしている」そしてその神の
CITYがひろがり、東京が神のCITYになってゆく。それが日本の
改革へとつながっていく。
エルサレム教会VSアンテオケ教会。アンテオケは10倍でかい都市。
他民族都市。いろんな文化が入り乱れ、誘惑も多い、しかし、
そういうところでこそクリスチャニティは栄える。より外へ向かって
影響力が広がってゆく。 エルサレム教会は保守的な守りの教会で
あったのに対し、国際的都市アンテオケ教会から世界宣教が
はじまっている。
福音のパワーを信じて、そのパワーが表わされる
ことを信じて、都会のど真ん中にいなければならない。
アメリカで人口の3%しかないホモセクシャルがああも影響力を
もつのか、それはマスコミの持つ力、発言力。社会の価値観作りに、
マスコミ(新聞、テレビ、映画、)とITが鍵となる。そういった意味で、
汐留サイト、六本木ヒルズなど東京のメディアセンターは意味を
持ってくる。
ではインフルエンサー(影響力を与える人)が持つ特徴とは
“Influentials” by Jon Barry and Ed Keller
1. Convictions 確信
2.Activists 行動力
3.Articulate 伝達能力
4.Widely Read 情報収集力
5.Widely Networked ネットワーク力
友人の宣教師、Scott Crosbyいわく、「 クリスチャンとして我々は
この世に伝道するだけでなく、この世を御心に沿って形作るよう
にも召されている。」
そして、今日のリーダーのもう一つの特徴はよき「感性」をもって、
「新しいことを考え出す人」であろう。ビジネス書 ダニエル・ピンクの
ハイ・コンセプト(副題:新しいことを考え出す人の時代)では
重要なマインドセットのシフトが提唱されている。
•1.機能だけでなく「デザイン」
•2.議論よりは「物語」
•3.個別よりも「全体の調和」
•4.論理ではなく「共感」
•5.まじめだけでなく「遊び心」
•6.モノよりも「生きがい」
我らの神は21世紀の神でもある。神は「今」を生きている。
神に時代遅れはない。なぜ、教会が時代遅れになってしまうのか。
最もエキサイティングな人、イエスがいる場所である教会が最も、
退屈な場所となってしまっている。教会がこの時代に影響を
与えてゆくために、この時代の人々を愛し、この時代の人々に
届くため、真理はまげずに、しかし、大胆に変化すべきところは
変化してゆくことが求められているのではないか?
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