先日、新宿の紀伊国屋で「ビジネスマンのための聖書入門」という
新書を見つけた。宗教哲学者の白取春彦という宗教哲学者が書いて
いる。面白いのは一見関係の無いような、ビジネスと聖書がよく
結びつく。少し前には江上剛の「聖書にみるビジネス成功の極意
100」が新書で出たばかりだ。白取さんの本にはこうある。
「無神論も歴史には現れたが、結局は聖書の原理で世界は動いて
いる。数で言えばイスラム教徒は多いが、イスラム原理もさほど
全世界には影響がない。なぜ、聖書は今でも最も影響力がある
古典なのか?」そして結論に「聖書がなければ、今の世界は無い」
と断言している。
エド・シルボソは「変革の鍵-Anointed for Business」(プレイズ出版)
の中で、いわゆるマーケットプレイスミニスター(すなわち、それは
社会で働く、ビジネスマン信徒のこと)が世界を変える鍵なのだという。
聖書とビジネスが結びつくのであれば、それは最なことだろう。しかし、
多くの信徒が「自分は神学校出てないからとか」「信徒だから」という
サタンの声に聞き、日曜クリスチャンになっていると指摘している。
まず、セカンドクラス的マインドセットを変える必要がある。数回に
渡って、「変革の鍵」から抜粋引用とコメントを分かち合うことにします。
○ 初代教会時代の信徒にとってマーケットプレイス(実生活の現場)は
ミニストリーの中心舞台でした。なぜならこの場こそが、日常生活の
大半を費やす現場であり、そんな中、彼らが日々接する人々に福音を
述べ伝えるのは自然の流れだったわけです。このような信徒たちの
マーケットプレイスでの働きが初代教会を生み出し、発展させて
いく原動力となっていたのは疑う余地がありません。実際、イエス様
に付き従っていた人々の多くは、フルタイムの社会人であり、同時に
フルタイムのミニスターでもありました。私達も彼らのようになること
が可能でしょうか?もちろん可能です!
○ 事実、神様の力が現れ、不思議なわざに関しては40回述べられて
いますが、そのうち宗教的な場所で起きたと記載があるのはたった
1箇所、すなわち「美しの門」という宮の門で生まれつきの足のなえた
人が癒される箇所だけなのです。(使徒3:11)
(コメント)聖書は昔話ではなく、我々が生きているこの歴史上、この時間
と空間で起こったことです。神にとっては世界が舞台なのであって、壁に
囲まれた教会の建物の外でも御業が行われるのは当然のことなのです。
マーケットプレイスがミニストリーの中心舞台。
○ ミニスター(神の働き人)になるための必要条件は、神学校で教育を
受けたかどうかではなく、「イエス様と一緒に時を過ごしてきた」ゆえの
霊性でなければいけないからです。(私注:使徒4:13参照)
(コメント)人々はペテロが無学な普通の人であるに驚いた。しかし、
ペテロの働きはイエスと一緒にいたことの霊性から出ていることを悟る
のである。ともすると、聖霊に頼るより、フォーマルな神学教育に頼る
○○神学校卒業しました。)誘惑は非常に大きい。ちなみに、神学校は
「教師」になる人を育てるには良いが、必ずしも人にミニストリーする
人を備えるのに最良の場とは言えない。人を愛すること、人に仕える
ことは「現場」でしか学べない。イエス様が弟子を訓練した方法は
「一緒に生活する」ことであった。
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