使徒は教会をコントロールしない
バイオラは日常的な「教会=エクレシア」活動と宣教の働き、すなわちチャーチプランティングをそれぞれ違う働きとして分けている。これはローカルパスターと使徒(チャーチプラ
ンター)の区別にも通じる。使徒的ワーカーは1つ所に留まらず、巡回する働き人であり、文化の批判、福音の宣教、チャーチプランティングする者。働きの領域は1つの教会ではなく、その地方全体。教会は地域限定。教会はそこに定着し、生活するコミュニティ。使徒は巡回者、旅人、開拓者、諸教会に仕える者。
その役割区分を理解していたので、新約の教会は使徒をコントロールしないし、使徒も教会をコントロールしなかった。しかし、チャーチプランティングの働き(教会ではなく、使徒的
宣教的働き)に関してはリードをとり、働きのチームを管理した。
オーガニックチャーチは〇〇ではない!
家々で「教会」を始めるとき、キリストを中心としないと脱線してゆくことも警告している。ただ単に家で集まれば聖書的な教会というわけではない。以下はバイオラに言わせると真の教会ではない。
1. ある関心事(ホームスクール、終末論など)で集まるグループ。
2. 制度的教会でやっていることをただ、家でやっている集まり。
3. リーダーの個性でひっぱるパーソナルカルト。
4. 個人の祝福だけを求める自己中心的な集まり。Bless me club.
5. 制度的教会から傷を受けた人たちの傷のなめ合い的、批判的集まり。指導されることを極度に嫌う人の集まり。
6. 単なるソーシャルクラブ。などなど。
それゆえ、エクレシアでは、継続的に神の永遠の目的、救いの歴史、聖書の全体的テーマを教えられる必要がある。
オーガニックチャーチについて学ぶ
ここからは実践的な話になる。ゼロからどうスタートするか?
1. オーガニックチャーチがこの地区に起こるよう祈る。
2. 伝道の賜物があれば、未信者と友達となり、伝道する。
3. クリスチャンの友人にオーガニックチャーチについての本を渡し読んでもらう。
4. それについて定期的に集い、ディスカッションする。
5. チャーチプランターを招いてリトリートをしさらに学ぶ。
(つづく)
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意味ある人間関係と祈りによって深まり広がるキリスト中心のコミュニティ
東京メトロ・コミュニティ
Tokyo Metro Community (TMC)
執筆者:栗原一芳