2022年2月24日木曜日

「脱キリスト教」から「反キリスト教」へ

 

聖書は「神話」!?

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中国政府が来年3月からインターネット上の布教活動を禁止=台湾報道

2021/12/22() 6:52配信


中国政府がインターネット上での布教行為を禁止する新たな規則を導入する。新規則はすべての組織・個人がインターネット上で宗教関係の講座・講話などを掲載することを禁止するもので、31日から施行される予定だという。「管理法」の規定では、インターネット上で宗教関連の情報提供を行う場合、各自治体の宗教事務部門に申請しなければならない。また、すべての組織・個人はオンライン上でセミナーや講話のような布教活動をしてはならず、宗教儀式の動画を放送することや宗教を通じた募金活動も禁止される。

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香港ではすでにパンデミックを理由に宗教的集会の禁止を打ち出していますが、上記の規制が香港にも適応されれば、zoom礼拝も出来なくなり、実質、キリスト教活動は停止させられます。一旦それが実行されれば、コロナが収束しても、規制が継続される可能性もあるでしょう。反共産主義分子は潰すはずです。民主運動はすでに制圧しました。次のターゲットは、海外とつながっているキリスト教団体でしょう。

 

これは共産主義国の出来事だろうと安心してはいられないのです。

 

カナダでC-4法案が2022年1月8日から施行されています。この法案は「聖書が教える『性認識』は『神話』であり、従って同性愛を異性愛に転向させるための療法(conversion theraphy)は違法」というもので、これを行うと5年間投獄されます。この推進者はカナダのトルドー首相です。時代はここまで来ました。祈りが必要です。

詳しくはこちらを。https://message-station.net/episode/8839/

 




さらに、カナダのポーラスキー牧師が反ワクチンデモのトラックドライバー(freedom convoy 運動)を支援したとして、再逮捕されました。(シカゴ発、2月22日オフィス・ファウンテン発信)ポーラスキー牧師はこう語っています。

 

「今、カナダで起きているのは、医療専横ファッシズムと共産主義ファッシズムのハイブリッドだ。既にカナダはアフリカ同様、半分は中国共産党のコントロール下にある。もし、ここで起きたことは自分とは関係ないと考えているのなら大間違いだ。必ず彼らはあなたのところにもやってくる。アメリカのクリスチャンにもディプラットフォーム(言論の自由の剥奪)が起きるだろう」

 

今日、反ワクチンの投稿はチェックマークが付いたりBanされたりします。先の米国大統領選の時、大手メディアは反トランプで、ツイッター、YouTube, Facebookなどでトランプ氏の投稿はBanされ、そっち系の投稿も検閲されました。このようにメディアを支配する人たちは「ある方向」へ民衆を扇動する事が可能なのです。もともとリベラルな彼らが、近い将来、LGBTに反対するキリスト教保守派の投稿をBanしたり、検閲を入れることは十分あり得るのです。その日は近づいています。

 

脱キリストから、反キリスト教へ

ポストモダンは「脱キリスト教」の時代と言われました。先端のリベラル思想家たちは古いキリスト教を無視、あるいは、「まだ神なんか信じてるの?」とせせら笑っていたでしょう。笑っているうちは、まだいいのですが、今は表立って反対するようになってきています。すでに「反キリスト教」の時代へ移ってきています。やがて反聖書的、リベラル思想が世界に蔓延するでしょう。

 

そして、世界大のクリスチャン迫害の時代となるでしょう。イエス様ご自身そのことをはっきり預言されています。(マタイ24:9)そう、「すべての国の人々に憎まれる。」のです。聖書の世界観:創造主、罪、エデンの園、サタン、十字架の贖い、復活、再臨、は「神話」とされ、また聖書の価値観:性認識、結婚観、家庭観は反社会的と見なされるようになるでしょう。キリスト教倫理は「害」と見なされ、反対されるようになるのです。同性愛、婚前交渉、不倫、妊娠中絶、幼児性愛などが許容されていくでしょう。人の子が来るときは「ノアの日」のようだと言われています。再び、全世界が主の前に堕落した状態になるのでしょう。

 

すべてを並列に置くa cultureという考え

私が大学時代、一般教養として受講したキリスト教倫理を教えていた聖公会のチャプレンは開口一番、「聖書は『神話』です。」と語りました。当時、クリスチャンになっていた私は驚きました。また、大学時代に受講した文化人類学の先生がa cultureを強調していました。The cultureはなく、全てがa cultureだというのです。かつては先進国の宣教師が未開地の人々に自分たちの「宗教」を強要したが、今は、すべての「文化、宗教」は並列的に等しく価値があると言う趣旨です。どの文化にも独自の宗教があり、そのような環境に育ったので、そのような考えを持つようになったのであり、そこに「良い、悪い」は無いと言うのが「構造主義」に立つ文化人類学の主張です。つまり、A cultureが大事だと言うことです。ただし、福音の起源は神であり(ローマ1:1、ガラテヤ1:11−12)、文化の産物ではありません。ここは区別する必要があります。「宗教」としての「キリスト教」がある文化を抑圧したことはあるのでしょう。世の人は福音とキリスト教を区別できないので、福音も含め、キリスト教を否定する方向に向かうでしょう。

 

この方以外には誰によっても救いはありません。天の下でこの御名の他に、私たちが救われるべき名は人間には与えられていないからです。」

                            (使徒4:12)

 

このような主張は、もはや受け入れられず、「それは高慢だ!」と言うことになります。全ての宗教(文化現象)は並列的に置かれるようになります。

 

 

世界統一教会の出現

しかも、残念なことに「キリスト」と名のついた教会が、このリベラル思想を率先していく時代になるでしょう。霊的姦淫を推進する「大淫婦=世界統一教会」です。(黙示録17章)大淫婦は大水の上に座っていますが、これは全世界のことです。(黙示17:1、15)姦淫とは夫が有る女が他の男性と関係を持つことです。教会は本来キリストの花嫁です。しかし、他の宗教、他の神々と関係を持つようになるのです。「すべてを裁かず受け入れる。」これは一見、宗教寛容主義のように見えますが、聖書的ではありません。寛容を打ち出しながらも、聖書を神の言葉と信じる「福音的クリスチャン」には猛烈に反対し、迫害するようになるのです。

 

そうです聖書的クリスチャンはリベラル教会から迫害されるようになるのです。「あれは一部、極端な原理主義者たちで、危険かつ有害なので取り締まってください」と世界統一政府に願うでしょうね。所詮、「世界統一宗教運動」はサタンの戦略ですから。

 

教会に分裂が起こる!

皆さんも近い将来、選択を迫られることになります。「聖書信仰」に立つのか?「ヒューマニズム」に立つのか?教会の中にも分裂が起こるでしょう。

 

あなたがたは、わたしが地上に平和をもたらすために来たと思っていますか。そうではありません。あなたがたに言いますが、むしろ分裂です。今から後、一つの家の中で五人が二つに分かれ、三人が二人に、二人が三人に対立するようになります。父は息子に、息子は父に対立し、母は娘に、娘は母に対立し、姑は嫁に、嫁は姑に対立して分かれるようになります。」

                   (ルカ12:51−53)

 

信仰の選択が迫られるのです。400年の伝統を持ち米国最古のキリスト教の教派と言われる米国改革派(オランダ改革派)がLGBT論争のために分裂することになりました。「まあ、まあ、そんな固いこと言わずに、愛を示して行きましょう、LGBTの人も、他の宗教も批判しないで受け入れて行きましょう。大事なのは人間愛ですよ。人は皆、兄弟。聖書の道徳規範はもう時代に合わないし・・・聖書はまあ、そう言っているけど・・ま、楽しく仲良く集まれれば、良いんじゃない?」そんな声が聞こえてきます。その背後にはサタンがいるのです。もちろん誰であってもキリストの愛を持って接するべきでしょう。しかし、彼らの思想そのものを無批判で受け入れることはできません。ソドムは同性愛の罪で滅びました。それは後代への「見せしめ」であったのです。(IIペテロ2:6)

 

患難時代前の偽りの平和と安全

反キリストは初めから「悪魔」の仮面をつけて登場するわけではありません。

初めの3年半は、にこやかに平和、和解を推進するでしょう。

 

人々が「平和だ、安全だ」と言っているとき、妊婦に産みの苦しみが臨むように、突然の破滅が彼らを襲います。それを逃れることは決してできません。

                      (Iテサロニケ5:3)

 

世界統一宗教に飼いならされた人々は、最後には「獣」礼拝へと導かれるのです。進んで「獣」の刻印を受けるようになるでしょう。ただそこに至る妥協のプロセスは巧妙でゆっくりしたものでしょう。ぬるま湯に入っていい気持ちだったカエルは、やがて熱湯に変わった時、もう飛び出すことができず茹で上がってしまうのです。教会に緩やかに忍び込むヒューマニズム(エデンの園の『善悪の知識の木=神の言葉より、人間の判断を重視)に気をつけていなければなりません。

 

唯一神から多神教へ

進化論の影響は宗教学にも影響し、原始的な多神教やアニミズム(精霊礼拝)から高度な一神教へと「進化」したのだと言う論がまかり通っていました。しかし、聖書は逆方向を示しています。

 

彼らは神を知っていながら、神を神としてあがめず、感謝もせず、かえってその思いはむなしくなり、その鈍い心は暗くなったのです。彼らは、自分たちは知者であると主張しながら愚かになり、朽ちない神の栄光を、朽ちる人間や、鳥、獣、這うものに似たかたちと替えてしまいました。  

                   (ローマ1:21−23)

 

バビロン(黙示録では大バビロンと呼ばれる)は常に、「腐敗」と「この世的繁栄」「霊的姦淫」の象徴として描かれています。バビロンの元はバベルです。聖書的には世界宗教の起源はバベルからです。バベルの塔を建設した指導者はニムロデです。ニムロデの妻、セミラミスは天の女王(エレミヤ7:18)となり、これが豊穣の女神、アシュタロテとなり、ギリシア世界でアフロダイテス、ローマ世界ではビーナスとなったのです。その息子タンムズの名はエゼキエル8章に出てきます。「女たちはタンムズのため泣きながら・・・」太陽神であるタンムズが死ぬ(日が一番短い)冬至に、6日間泣いて喪に服したのです。8:16を見ると、彼らは太陽を拝んでいたことが分かります。

 

世界の民間宗教には「女神」信仰、「太陽神」信仰、「母と子」のモチーフが多いのです。日本でもアマテラスとスサノオがいます。聖書的には、一神教(正確には三位一体)から堕落して多神教、天体礼拝になったのです。諸宗教はバビロンから発し、堕落のプロセスで発展したのです。(創世記10章)創造主に帰らなければ、救いは無いのです。

 

堕落して自分たちのために、どのような形の彫像も造らないようにしなさい。男の形も女の形も。地上のどのような動物の形も、空を飛ぶ、翼のあるどのような鳥の形も。地面を這うどのようなものの形も、地の下の水の中にいるどのような魚の形も。また、天に目を上げて、太陽、月、星など天の万象を見るとき、惑わされてそれらを拝み、それらに仕えることのないようにしなさい。それらのものは、あなたの神、主が天下のあらゆる民に分け与えられたものである。  (申命記4:16−19)




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おすすめ動画

高原剛一郎 ざっくり黙示録シリーズ30「世界統一宗教、大バビロンの裁き」

https://www.youtube.com/watch?v=4CNKs9HE-rI

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執筆者:栗原一芳

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