2012年4月28日土曜日

東北被災地で働かれる神(2)— 新しい宣教の機会


11月、宮城宣教ネットワークが立ち上げられ、第一回会議には60名の牧師、教会リーダーが集った。宮城県を5つのエリアに分け、それぞれに世話人を立てて教会開拓ネットワークを形成するというものである。東北では人が救われているが、フォローアップが追いつていないのが現状である。近くに教会が無い場合もある。それで、いわゆる「家の教会」の推進も行われている。

神は被災地の人々にも直接働きかけている。助かった人達は運命や神の存在を感じている。「十字架」やイエス様の夢や幻を見た人の証も届いている。牧師のような宗教者が訪問しても嫌がらない。ある仮設住宅の住民は震災に遭って良かったとさえ言ったという。人生で大事な事が何かを考えるようになったからだ。震災後、実際、信仰に導かれた人もいる。ボランティア活動通してクリスチャンになった青年もいる。神が働いておられる。

福音派の宣教師、牧師の宣教の概念も変わって来ている。昨年11月に箱根で行われたCPI(Church Planters Institute)でも、被災地の牧師や宣教師から「今までは、ことばによる宣教に頼りすぎていた。」との声が聞かれた。「愛する事」、「仕えること」による宣教に目が開かれてきている。先ず、相手の必要に答える、それがボランティアの精神である。クラッシュジャパンではハンドマッサージをしながら被災者の話を聞く奉仕をする。するとある被災者は、今まで話した事が無い震災当時の事を話始める。それが癒しに繋がる。そこに神が働かれる。

幡義也師(恵泉キリスト教会埼京のぞみチャペル牧師)はこう語る。「地域教会が信頼を得つつある。キリストさんはよくやっている。』『クリスチャンはいい人達。』という声をよく聞く。たとえ小さい教会であっても、その存在意義を住民は感じている。石巻キリスト教会は10名ほどの教会で、震災前は全く目立たない存在だった。震災後は世界からの物資を地域に流す拠点となり、地域の人々はそこに物資をもらいに集うようになった。(あるいわきの教会では、延べ1500名が物資を教会に取りに来た。そして、地域の人々といい関係を持てるようになった。)教会が、町で大事な存在になったのだ。

教会は物資を提供してきた。外国人を含むボランティアを提供してきた。そうやってコミュニティの必要に応えてえてきた。これほど多くの祈りが海外から東北に注がれたことがあっただろうか?これほど海外のボランティアが東北に現れたことがあっただろうか?ボランティアの10%はクリスチャンと言われている。クリスチャン人口1%と言われる日本で10%のクリスチャンの存在は大きい。
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2012年4月22日日曜日

東北被災地で働かれる神(1)—何が変わったのか?



 東京でも震度7の地震が予測されている。東日本大震災で東京でも帰宅難民が出た。嫌な言い方だが、あれはやがて来る東京地震の前哨戦みたいなものだったのかも知れない。ともかく今回の震災は東京に関係のない事ではない。神は日本で何をなさっているのか。今がカイロス的な時と語る神学者もいる。日本にとって大きな霊的変革の時期なのかもしれない。

海外のクリスチャンによく聞かれる質問は、「震災後、霊的変化が見られたか?」ということ。これに対して、恵泉キリスト教会埼京のぞみチャペル 牧師 播 義也師は「明らかにみられる。」と断言する。東北は元来、霊的に堅いところといえよう。しかし震災後、教会が物資配布などを通じて地域との接点を作ってきたことで、霊的な土壌が柔らかくなりつつある。地域の人々は教会に対してよい印象を持ち始めている。DRCnet事務局長の高橋和義師も「教会とコミュニティとの壁が壊された。」と指摘する。日本の福音派教会はどちらかと言うと今まで、あまり地域社会との接点がなかった。東日本大震災以降、クリスチャン達はノンクリスチャンと多くの時間を共有し、一緒に泣き、一緒に励まし合って来た。こんなことは今まで無かったというのだ。神によってそういう状況に入れられたとも言えよう。

今回、クリスチャンのボランティアを被災地に送るというヴィジョンを持ったクラッシュジャパンが立ち上げられた事自体、すばらしい主の業である。今までに約1800名のクリスチャンボランティアが被災地に送られた。この事実は大きい。JEA総主事の品川謙一師も「日本の教会はあまりボランティア派遣の経験がなかった。クリスチャンボランティアを被災地に送るというモデルを日本の教会はもちろん、また世界に提示できたことは大きな意義があった。」と語る。昨年、秋に被災地を訪れた世界福音同盟(World Evangelical Fellowship)の総主事であるスティーラー博士は「クラッシュが世界の良いモデルになった。」と評価している。

次に被災地の教会はどうなっているのだろう。感謝なことに、宮城県、岩手県では教会が増えている。教会の協力関係が強まっている。教団の壁がこわされ、一致して協力する体制が作られつつある。これも大きな主の御業と言える。

藤原淳賀師(聖学院大学)は今この時はカイロスだ。あの時に日本の教会は何をしたのか、しなかったのかと問われるようになる。大震災の後、教派の壁は崩れつつある。もしこの時をきちんと捉えるなら、日本の教会は第4の時を迎えるだろう(第1はキリシタン時代、第2は開国、第3は敗戦)。教会が互いを尊重し、仕えるなら、人々はキリストを見るようになるだろう。」と指摘する。

2012年4月12日木曜日

神の声を聞く


福島県いわき市にあるパチンコ屋を買い取って教会にしたグローバルミッションの森彰先生の祈りの分科会に出た事があります。最初に参加一人一人に「神の声を聞いた体験を話してください」と聞きました。私は「アポイントで遅れそうで道が確かじゃない時、主よ、助けてくださいと祈って、だいたい答えられます。」としょうもない答えをしました。でもそれも神の導きですよね。

森先生は「祈りとは聞く事です」と教えてくださいました。自分も昔は息つく暇も無いほどたて続けに一方的に神様に向かって祈って(しゃべって)いたように思います。そして、アーメン。神様がこれから話そうとするときに、受話器をおいて電話を切ってしまうようなものです。皆さんは神の声、聞いてますか?

「敬天愛人」の中で福田充男氏は、神の声は全員聞く事が出来ると断言しています。毎週、日曜日講壇から牧師を通して語られるだけではありません。福田氏は神の声を聞く3つのコツを紹介しています。

1.神はあなたに語っておられるのだから、意識して聞くようにする。
2.失敗を恐れない。
3.段階的にステップを踏む。
それはちょうど、自転車に乗り始めるのと同じで、何度も転びながら、よろよろしながら、やがてうまく乗れるようになる。

口に出して祈り、フィット感があるかをチェックするといいます。祈ったり、話したり、書いたり、黙想したりしているうちに、「それっぽい」「きっとそうだ」そして、「そうに違いない」と確信が深まって行くのだと。なるほど。まず、心にあることを書いてみてくださいと勧めています。

確かに、イエス様を信じる者は父なる神の子とされたのです。(ヨハネ1:12)「アバ父よ」と呼ぶ霊を頂いています。(ガラテヤ4:6)神様と話せるのは日曜日だけじゃないですよね。毎朝のデボーションの時間内だけじゃないですよね。24時間、どこにいても主は共に居て、必要な時、語り合うことができます。いわゆる「霊的」なことだけじゃないですよね。私達が携わる仕事、家事、育児、どんな中でも、どんな状況でも。

もし、クリスチャンが耳をすませ、一人一人が本当に神様の声を日常の中で聞き始めたら・・あの人を見舞いなさい、あの人を励ましなさい、あの人の話を聞いて上げなさい。そうキリストの体が動き始めます。大きなプログラムを展開しなくても神の国は広がり、そして、日本は変わっていくのではないでしょうか?

今日、私も導かれ、久しぶりの知人にメールしてアポイントを取りました。神様が何をしてくださるのか楽しみです。

「主よ、語ってください、私は聞いています。」
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