2022年2月24日木曜日

「脱キリスト教」から「反キリスト教」へ

 

聖書は「神話」!?

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中国政府が来年3月からインターネット上の布教活動を禁止=台湾報道

2021/12/22() 6:52配信


中国政府がインターネット上での布教行為を禁止する新たな規則を導入する。新規則はすべての組織・個人がインターネット上で宗教関係の講座・講話などを掲載することを禁止するもので、31日から施行される予定だという。「管理法」の規定では、インターネット上で宗教関連の情報提供を行う場合、各自治体の宗教事務部門に申請しなければならない。また、すべての組織・個人はオンライン上でセミナーや講話のような布教活動をしてはならず、宗教儀式の動画を放送することや宗教を通じた募金活動も禁止される。

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香港ではすでにパンデミックを理由に宗教的集会の禁止を打ち出していますが、上記の規制が香港にも適応されれば、zoom礼拝も出来なくなり、実質、キリスト教活動は停止させられます。一旦それが実行されれば、コロナが収束しても、規制が継続される可能性もあるでしょう。反共産主義分子は潰すはずです。民主運動はすでに制圧しました。次のターゲットは、海外とつながっているキリスト教団体でしょう。

 

これは共産主義国の出来事だろうと安心してはいられないのです。

 

カナダでC-4法案が2022年1月8日から施行されています。この法案は「聖書が教える『性認識』は『神話』であり、従って同性愛を異性愛に転向させるための療法(conversion theraphy)は違法」というもので、これを行うと5年間投獄されます。この推進者はカナダのトルドー首相です。時代はここまで来ました。祈りが必要です。

詳しくはこちらを。https://message-station.net/episode/8839/

 




さらに、カナダのポーラスキー牧師が反ワクチンデモのトラックドライバー(freedom convoy 運動)を支援したとして、再逮捕されました。(シカゴ発、2月22日オフィス・ファウンテン発信)ポーラスキー牧師はこう語っています。

 

「今、カナダで起きているのは、医療専横ファッシズムと共産主義ファッシズムのハイブリッドだ。既にカナダはアフリカ同様、半分は中国共産党のコントロール下にある。もし、ここで起きたことは自分とは関係ないと考えているのなら大間違いだ。必ず彼らはあなたのところにもやってくる。アメリカのクリスチャンにもディプラットフォーム(言論の自由の剥奪)が起きるだろう」

 

今日、反ワクチンの投稿はチェックマークが付いたりBanされたりします。先の米国大統領選の時、大手メディアは反トランプで、ツイッター、YouTube, Facebookなどでトランプ氏の投稿はBanされ、そっち系の投稿も検閲されました。このようにメディアを支配する人たちは「ある方向」へ民衆を扇動する事が可能なのです。もともとリベラルな彼らが、近い将来、LGBTに反対するキリスト教保守派の投稿をBanしたり、検閲を入れることは十分あり得るのです。その日は近づいています。

 

脱キリストから、反キリスト教へ

ポストモダンは「脱キリスト教」の時代と言われました。先端のリベラル思想家たちは古いキリスト教を無視、あるいは、「まだ神なんか信じてるの?」とせせら笑っていたでしょう。笑っているうちは、まだいいのですが、今は表立って反対するようになってきています。すでに「反キリスト教」の時代へ移ってきています。やがて反聖書的、リベラル思想が世界に蔓延するでしょう。

 

そして、世界大のクリスチャン迫害の時代となるでしょう。イエス様ご自身そのことをはっきり預言されています。(マタイ24:9)そう、「すべての国の人々に憎まれる。」のです。聖書の世界観:創造主、罪、エデンの園、サタン、十字架の贖い、復活、再臨、は「神話」とされ、また聖書の価値観:性認識、結婚観、家庭観は反社会的と見なされるようになるでしょう。キリスト教倫理は「害」と見なされ、反対されるようになるのです。同性愛、婚前交渉、不倫、妊娠中絶、幼児性愛などが許容されていくでしょう。人の子が来るときは「ノアの日」のようだと言われています。再び、全世界が主の前に堕落した状態になるのでしょう。

 

すべてを並列に置くa cultureという考え

私が大学時代、一般教養として受講したキリスト教倫理を教えていた聖公会のチャプレンは開口一番、「聖書は『神話』です。」と語りました。当時、クリスチャンになっていた私は驚きました。また、大学時代に受講した文化人類学の先生がa cultureを強調していました。The cultureはなく、全てがa cultureだというのです。かつては先進国の宣教師が未開地の人々に自分たちの「宗教」を強要したが、今は、すべての「文化、宗教」は並列的に等しく価値があると言う趣旨です。どの文化にも独自の宗教があり、そのような環境に育ったので、そのような考えを持つようになったのであり、そこに「良い、悪い」は無いと言うのが「構造主義」に立つ文化人類学の主張です。つまり、A cultureが大事だと言うことです。ただし、福音の起源は神であり(ローマ1:1、ガラテヤ1:11−12)、文化の産物ではありません。ここは区別する必要があります。「宗教」としての「キリスト教」がある文化を抑圧したことはあるのでしょう。世の人は福音とキリスト教を区別できないので、福音も含め、キリスト教を否定する方向に向かうでしょう。

 

この方以外には誰によっても救いはありません。天の下でこの御名の他に、私たちが救われるべき名は人間には与えられていないからです。」

                            (使徒4:12)

 

このような主張は、もはや受け入れられず、「それは高慢だ!」と言うことになります。全ての宗教(文化現象)は並列的に置かれるようになります。

 

 

世界統一教会の出現

しかも、残念なことに「キリスト」と名のついた教会が、このリベラル思想を率先していく時代になるでしょう。霊的姦淫を推進する「大淫婦=世界統一教会」です。(黙示録17章)大淫婦は大水の上に座っていますが、これは全世界のことです。(黙示17:1、15)姦淫とは夫が有る女が他の男性と関係を持つことです。教会は本来キリストの花嫁です。しかし、他の宗教、他の神々と関係を持つようになるのです。「すべてを裁かず受け入れる。」これは一見、宗教寛容主義のように見えますが、聖書的ではありません。寛容を打ち出しながらも、聖書を神の言葉と信じる「福音的クリスチャン」には猛烈に反対し、迫害するようになるのです。

 

そうです聖書的クリスチャンはリベラル教会から迫害されるようになるのです。「あれは一部、極端な原理主義者たちで、危険かつ有害なので取り締まってください」と世界統一政府に願うでしょうね。所詮、「世界統一宗教運動」はサタンの戦略ですから。

 

教会に分裂が起こる!

皆さんも近い将来、選択を迫られることになります。「聖書信仰」に立つのか?「ヒューマニズム」に立つのか?教会の中にも分裂が起こるでしょう。

 

あなたがたは、わたしが地上に平和をもたらすために来たと思っていますか。そうではありません。あなたがたに言いますが、むしろ分裂です。今から後、一つの家の中で五人が二つに分かれ、三人が二人に、二人が三人に対立するようになります。父は息子に、息子は父に対立し、母は娘に、娘は母に対立し、姑は嫁に、嫁は姑に対立して分かれるようになります。」

                   (ルカ12:51−53)

 

信仰の選択が迫られるのです。400年の伝統を持ち米国最古のキリスト教の教派と言われる米国改革派(オランダ改革派)がLGBT論争のために分裂することになりました。「まあ、まあ、そんな固いこと言わずに、愛を示して行きましょう、LGBTの人も、他の宗教も批判しないで受け入れて行きましょう。大事なのは人間愛ですよ。人は皆、兄弟。聖書の道徳規範はもう時代に合わないし・・・聖書はまあ、そう言っているけど・・ま、楽しく仲良く集まれれば、良いんじゃない?」そんな声が聞こえてきます。その背後にはサタンがいるのです。もちろん誰であってもキリストの愛を持って接するべきでしょう。しかし、彼らの思想そのものを無批判で受け入れることはできません。ソドムは同性愛の罪で滅びました。それは後代への「見せしめ」であったのです。(IIペテロ2:6)

 

患難時代前の偽りの平和と安全

反キリストは初めから「悪魔」の仮面をつけて登場するわけではありません。

初めの3年半は、にこやかに平和、和解を推進するでしょう。

 

人々が「平和だ、安全だ」と言っているとき、妊婦に産みの苦しみが臨むように、突然の破滅が彼らを襲います。それを逃れることは決してできません。

                      (Iテサロニケ5:3)

 

世界統一宗教に飼いならされた人々は、最後には「獣」礼拝へと導かれるのです。進んで「獣」の刻印を受けるようになるでしょう。ただそこに至る妥協のプロセスは巧妙でゆっくりしたものでしょう。ぬるま湯に入っていい気持ちだったカエルは、やがて熱湯に変わった時、もう飛び出すことができず茹で上がってしまうのです。教会に緩やかに忍び込むヒューマニズム(エデンの園の『善悪の知識の木=神の言葉より、人間の判断を重視)に気をつけていなければなりません。

 

唯一神から多神教へ

進化論の影響は宗教学にも影響し、原始的な多神教やアニミズム(精霊礼拝)から高度な一神教へと「進化」したのだと言う論がまかり通っていました。しかし、聖書は逆方向を示しています。

 

彼らは神を知っていながら、神を神としてあがめず、感謝もせず、かえってその思いはむなしくなり、その鈍い心は暗くなったのです。彼らは、自分たちは知者であると主張しながら愚かになり、朽ちない神の栄光を、朽ちる人間や、鳥、獣、這うものに似たかたちと替えてしまいました。  

                   (ローマ1:21−23)

 

バビロン(黙示録では大バビロンと呼ばれる)は常に、「腐敗」と「この世的繁栄」「霊的姦淫」の象徴として描かれています。バビロンの元はバベルです。聖書的には世界宗教の起源はバベルからです。バベルの塔を建設した指導者はニムロデです。ニムロデの妻、セミラミスは天の女王(エレミヤ7:18)となり、これが豊穣の女神、アシュタロテとなり、ギリシア世界でアフロダイテス、ローマ世界ではビーナスとなったのです。その息子タンムズの名はエゼキエル8章に出てきます。「女たちはタンムズのため泣きながら・・・」太陽神であるタンムズが死ぬ(日が一番短い)冬至に、6日間泣いて喪に服したのです。8:16を見ると、彼らは太陽を拝んでいたことが分かります。

 

世界の民間宗教には「女神」信仰、「太陽神」信仰、「母と子」のモチーフが多いのです。日本でもアマテラスとスサノオがいます。聖書的には、一神教(正確には三位一体)から堕落して多神教、天体礼拝になったのです。諸宗教はバビロンから発し、堕落のプロセスで発展したのです。(創世記10章)創造主に帰らなければ、救いは無いのです。

 

堕落して自分たちのために、どのような形の彫像も造らないようにしなさい。男の形も女の形も。地上のどのような動物の形も、空を飛ぶ、翼のあるどのような鳥の形も。地面を這うどのようなものの形も、地の下の水の中にいるどのような魚の形も。また、天に目を上げて、太陽、月、星など天の万象を見るとき、惑わされてそれらを拝み、それらに仕えることのないようにしなさい。それらのものは、あなたの神、主が天下のあらゆる民に分け与えられたものである。  (申命記4:16−19)




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おすすめ動画

高原剛一郎 ざっくり黙示録シリーズ30「世界統一宗教、大バビロンの裁き」

https://www.youtube.com/watch?v=4CNKs9HE-rI

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執筆者:栗原一芳

Japantmc@gmail.com

 

 

2022年2月17日木曜日

大洪水の真相(5)~クリスチャンを悩ます「聖絶」の問題


もう1つクリスチャンを悩ますのがカナン人の「聖絶」問題です。なぜ、女、子供までの皆殺しを神が命じるのか・・?その徹底ぶりは非情ですらあります。カナン人たちは偶像礼拝に染まり、それに伴う性行為で性病が蔓延していたということもあるでしょう。しかし、それだけが理由でしょうか?しかし、ここにもDNAの問題が絡んでいるとすれば・・・

 

 

異邦人との雑婚だけが原因?

ハムの子孫が背の高いカナン人です。(創世記10:18)カナンの住民は根絶やしにするよう神から命じられます。(ヨシュア記6:21、9:24)なぜ、この時だけ神は、ノアの洪水の時のように、非情なまでの「根絶=聖絶」を命じたのでしょうか。(申命記7:1−2、24−25)実際、聖書を通して「根絶=聖絶」は「ノアの洪水」とこの「カナンの住民」(ソドムとゴモラ含む)のケースのみです。2つは関連していると言えないでしょうか?

 

確かにカナン人は偶像に染まっていて危険でした。しかし、イスラエルが異教宗教の象徴であるバビロンに捕囚になった時でさえ、バビロンの民を聖絶せよと神は命じていません。バビロンの偶像を焼き払えとも命じていません。同じ偶像の民なのに、なぜカナンの場合は「聖絶」なのでしょう。(民数記33:51—52)

 

バビロン捕囚から帰還したユダヤ人たちは、早くも異邦人の女と関係を持ち始めていました。当然、ネヘミヤなど指導者から厳しく咎められたものの、(ネヘミヤ13:25−26)「離婚」し、「罪過の捧げ物」をすることで解決しているのです。根絶=聖絶ではありません。(エズラ10:19)「大洪水」や「カナンの聖絶」と比べると処置のスケールが、かなり軽いのです。

 

神の気まぐれな判断でしょうか?いえ、当然、そうする必要があったのです。つまり、ネフィリム遺伝子の根絶です。巨人を一掃する意味はそこにあったのだと思われます。

 

さらに、父親の裸を見たはハムは呪われるのですが、「ハムは呪われよ。」ではなく、「カナンは呪われよ。」とあります。(創世記9:25)これも不思議な書き方ですね。もし、ハムの子孫すべて呪われているとすると、現在のアフリカの人も呪われていることになってしまいます。しかし、聖書は「カナンはのろわれよ。」なのです。呪いはカナン(ネフィリム遺伝子)の根絶で終わります。

 

信仰の勝利

神はなぜ、ネフィリムの子孫を洪水後も生かしておいたのでしょうか?ダビデの兄弟は皆、ゴリアテを見て震えあがりました。ダビデはイスラエルの神に信仰を置いて戦いに出て行きました。メシアの血筋のダビデとヘビ(サタン)の子孫のゴリアテが1対1で戦ったのです。そして、創世記3:15の預言通り女の子孫はヘビの子孫であるゴリアテの「頭を打った」のです! IIサムエル21:18−22を見ると、ラファ(巨人)の最後の生き残り4人が、ダビデとその家来によって倒されていることが記されています。女の子孫の勝利です。

 

あなた方がよく知っているアナク人は、大きくて背が高い民である。あなたは『誰がアナク人に立ち向かえるだろうか』と言われるのを聞いたことがある。・・・あなたの神、主ご自身が焼き尽くす火としてあなたの前を進み、彼らを根絶やしにされる。(申命記9:2−3)

 

あの時代では強い戦士ほど恐ろしいものはなかったでしょう。敵が強いということは、自分の領土の喪失、財産の喪失、家族の喪失につながるからです。神への「信仰」を通して「最強の戦士」にも勝てるという信仰の訓練と実地体験受けることは、神の「選びの民」にとって必要だったのではないでしょうか。(ヨシュア14:9)反対に主が共におられないなら勝利は無いのです。(民数記14:42)カナン征服は自分たちの力では不可能でした。約束の地に導くのは神なのです。全能なる神への信頼で、不可能が可能となるのです。当時の世界の最強の存在である巨人たちを神が打ち倒したのを見て、周辺の民はイスラエルの力強い神を認め、恐れたのです。

 

神の約束は実現するのです。信仰のないものは「背信の責め」を負い、シナイの荒野で屍となり、約束の地には入れませんでした。(民数記14:33)

 

終わりの時代、大患難時代に「獣」と言われる「反キリスト」の出現を、神はなぜ許すのでしょうか? 「獣」はサタンの化身です。その時代、地球規模の経済力、軍事力を掌握した「獣」ほど力強い存在は地上にはいなくなるでしょう。いわば、患難時代のネフィリム(無敵の巨人)です。同じことです。サタンが最後のあがきをして人類を破滅させようとしても、イスラエル民族を抹殺し、再臨を阻止しようとしても、キリストは再臨し、反キリストは滅ぼされ、最後はサタン自身も滅ぼされます。(黙示20:10)神は常にサタン計画の上を行かれるのです。勝利は主にあるのです。

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参考資料

Judgment of the Nephilimm by Ryan Pitterson

 


 

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執筆者:栗原一芳

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大洪水の真相(4)〜生き残ったネフィリム〜

 

生き残っていたネフィリム

モーセはカナンの地(約束の地)の偵察のために、部族を遣わしました。戻ってきた彼らはこう報告したのです。

 

彼らは偵察して来た地について、イスラエルの子らに悪く言いふらして言った。「私たちが行き巡って偵察した地は、そこに住む者を食い尽くす地で、そこで見た民はみな、背の高い者たちだ。私たちは、そこでネフィリムを、ネフィリムの末裔アナク人を見た。私たちの目には自分たちがバッタのように見えた し、彼らの目にもそう見えただろう。(民数記13:32−33 新改訳2017年版)

 

ネフィリムがいたのです! ここで背の高いアナク人はネフィリムの末裔だと証言しています。さらに申命記にも・・

 

以前そこにはエミム人が住んでいた。アナク人のように大きくて背が高い民で、数も多かった。アナク人と同じく彼らもレファイムであると見なされていた。モアブ人は彼らをエミム人と呼んでいた。(申命記2:10−11)

 

ここにも巨人が出てきますが、このレファイムはネフィリムの遺伝子を持った民でしょう。バシャンの王、オグはレファイムの唯一の生き残りで巨人だったことが、申命記に書かれています。しかも、丁寧にベッドのサイズまで記されています。なんと縦が9キュビト(約4m)!ということは、身長3m前後でしょう。(申命記3:11)そして、バシャンの王国は「聖絶」するよう命じられています。(申命記3:6)

 

ヨシュア時代には、完全にカナン人を追い出すことはできませんでした。(ヨシュア17:12−13)ダビデ時代にも生き残りがいました。

 

ダビデが戦ったペリシテ人ゴリアテは背の高さが6キュピト半(2.86メートル)とわざわざ詳細に記録されています。ジャイアント馬場でも2メートル8センチなので、この高さは異常ですね。

 

ガテにいたゴリアテの兄弟も巨人でしたし、指が6本と明らかに遺伝子異常が見られます。(第一歴代20:5−6)ラファ(レファイムの単数形)の子孫とあり、ネフィリムの遺伝子継承者でしょう。

 

彼らの前からアモリ人を滅ぼし尽くしたのは、 このわたしだ。彼らは杉の木のように背が高く、樫の木のように強かった。 (アモス2:9)

 

「杉の木のように背が高い」という描写です。ちょっと背の高い人にこういう描写をするでしょうか?この背の高さは異常だったのです。これらの巨人はカナンの地に住んでいました。カナン人はハムの子孫です。

 

なぜネフィリムは生き残ったのか?

モーセの時代やダビデの時代にもネフィリムの子孫がいた訳です。話は変わりますが、私の知人でフランス人の血が8分の1入っているという人がいました。色白ですし、そう言われれば少し西洋系の顔立ちでした。100%フランス人ではありませんが、その因子を受け継いていたのです。初代ネフィリムは洪水で滅ぼされています。もう完全なネフィリムは生まれません。しかし、この混血度が薄まって因子が生き残ることは可能です。初代ネフィリムは完全なハーフでした。堕天使の特徴も50%持っていた訳です。背がもっと高く、もっと凶暴だったでしょう。謎は、大洪水ですべての生けるものが滅ぼされたのに、なぜネフィリムのDNAが洪水後まで生き延びたのかという疑問です。箱舟に入った人の中に、ネフィリムの遺伝子を持った人が乗っていたとしたら・・・・?いや、その理由しか考えられませんね。

 

疑いのかかるハム

大洪水でカイン系は滅ぼされ断ち切られたはずです。箱舟に入った人は、ノア夫婦、子供のセム、ハム、ヤペテとそれぞれの奥さんの8名。ここでハムに疑念がかかるのです。

 

セツの子孫がノアで、その子供はセム、ハム、ヤペテ。ここから全世界の人種が分かれていきます。(創世記10:32)3人の子のうち、セムは祝福されます。セムの子孫がアブラハム(創世記11章)です。女の子孫、選ばれた系列です。創世記10章22−28を見てください。同じノアの子のハムは父の裸を見たという不敬虔さのゆえに、呪われてしまいます。(正確にはハムの子孫のカナンが呪われています!)この不敬虔さや権威への軽視は、この時始まったのではないでしょう。そのような傾向が洪水前からあったと思われます。そうするとハムがネフィリムの希釈された遺伝子を受け継いだ女性と結婚した可能性はあるのです。

 

ハムの子孫には、バベルの塔を建てた悪名高きニムロデがいます。(創世記10:8)70人訳ギリシア語旧約聖書では、こう訳されています。

 

「そして(クシュ)は(ニムロド)を生み、彼は地上の巨人となり始めた。彼は神である主の前で巨人狩りをしていたので、彼らは「主の前で巨人狩りをしていたニムロドのように」と言う。創世記10:8, 9 LXX

 

これは偶然でしょうか。ハムの子、カナン人の領土にソドムやゴモラがあります。(創世記10:19)これは偶然でしょうか?のちにダビデが倒したゴリアテの種族ペリシテ人もハムの子孫です。(創世記10:14)これも偶然でしょうか?ユダヤ王国を捕囚にしたバビロン帝国の地(シンアル=シュメール)に住んでいたのが、ハムの子孫です。(創世記10:10)北イスラエルを捕囚にしたアッシリア帝国(首都ニネベ)に住んでいたのもハムの子孫です。(創世記10:11)

 

これらの反イスラエル、反神的な血統は堕天使の影響があったと考えられないでしょうか。入り込んでくる悪魔的因子に対し、神は常に純粋な神の祝福の系列を守ります。ハムではなく、セムを選びます。イシュマエルではなく、信仰の子イサクを選び、俗悪なエソウではなくヤコブを選んでイスラエルとします。そして、そのヤコブの12人の子供からユダ族を選び、メシアなるイエスが生まれるのです。

 

女の子孫(メシアの系統)とヘビの子孫(悪魔の系統)の葛藤を思い出してください。

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参考資料

Judgment of the Nephilimm by Ryan Pitterson

 

 


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執筆者:栗原一芳

Japantmc@gmail.com

 

2022年2月10日木曜日

ノア大洪水の真相(3)

女の子孫と蛇の子孫

わたしは敵意を、おまえと女の間に、おまえの子孫と女の子孫の間に置く。彼はおまえの頭を打ち、おまえは彼のかかとを打つ。 (創世記3:15)

 

大変重要な箇所です。「原福音」と言われています。つまり、「女の子孫」であるイスラエル民族とサタンの間には敵意が置かれるという事です。そして、「彼」すなわち、女の子孫から生まれる「メシア」がサタンを十字架で打ち砕くという預言なのです。ヘビは、「竜」としても登場します。創世記で書かれているこのサタンと女の子孫との敵対関係は黙示録でも記述されています。

 

その尾は天の星の三分の一を引き寄せて、それらを地に投げ 落とした。また竜は、子を産もうとしている女の前に立ち、産んだら、その子を食べてしまおうとしていた。女は男の子を産んだ。この子は、鉄の杖をもってすべての国々の民を牧することになっていた。その子は神のみもとに、その御座に引き上げられた。  (黙示録12:4)

 

女の子孫は、神が選んだのは「イスラエル民族」です。それでモーセが生まれる時もサタンが働きかけてファラオにイスラエル人の生まれてくる男の子を川へ投げるよう命じました。この民族を抹殺したかったのです。キリストがベツレヘムで誕生した時に、ヘロデ王は2歳以下の子供を殺害するよう命じています。メシア出現を阻止するサタンの働きです。神に反抗的な人はサタンに用いられるのです。しかし、神の知恵は常にサタンを上回ります。神のお告げでヨセフとマリアの夫婦は赤子のイエスを連れて、エジプトに逃避したため、殺害を免れました。また、イエスを抹殺しようとしてユダはサタンに使われました。(ヨハネ13:27)

 

敵対関係の系譜

神はアダムとエバに「生めよ、増えよ」と命じられ、神が意図された人間が増え広がり、エデンの園の統治を全世界に広げようとされたのでした。しかし、アダムとエバは神に逆らい罪を犯し、エデンの園を追い出されます。それでも神は彼らを祝福し、カインとアベルという子供を授けます。カインはアベルへの嫉妬の罪を治めるべきだったのに、抑えきれず(創世記4:7)サタンの誘いに屈し、人類初の殺人を犯してしまいます。この行為は悪魔的です。以来、カインの系列は呪われたものとなります。(創世記4:11)神に逆らう系列となっていきます。一方、二人の子供を亡くしたアダムとエバに神はセツという子を与えます。セツはアベルの「代わり」(4:25)に神の祝福の系列、メシアのラインとなっていきます。それでサタンは次の一手を考えざるを得なくなったのです。正常な人間の系列を断つことです。そうすればメシア誕生を阻むことができるのです。

 

神に反逆的(悪魔的)なカインの系列

カインは「主の前から出て」(創世記4:16)エデンの東へ行ったのであり、主のご臨在から離れたことを意味します。そして、それはサタンの誘惑に乗り易い者となったことも意味します。サタンにとっては使い易い相手となりました。カインの系列の女に堕天使が近づいたとしても不思議ではありません。カインも子供を産んで、その系列が広がっていきます。カインの子孫のレメクは最初の一夫多妻を行なった人物です。(創世記4:19)これは神の秩序への反逆です。しかも、大変、暴力的であったことが分かります。(4:23−24)また、カインの子孫はミュージック、アート系、技術系であることが分かります。また、「道具を作るもの」(4:22)とありますが、道具には人を殺す「武器」も含まれたでしょう。彼らは堕天使との接触によって、そのような知恵を得たのではという説もあります。レメクの時代から、これらが急に発展しているのは偶然でしょうか。トバル・カインはオカルト世界で崇められている存在です。現代のミュージック・アート、テクノロジー開発者の多くが無神論的リベラル思想を持っています。また、カインが「町を建てていた。」とはエデンの園と対照的に「自分の力」を誇示する態度で、バベルの塔に通じるものです。(創世記4:17)また、神から離れた技術、芸術は、「経済的繁栄」と「エンターテインメント」へ繋がり、無神論的世俗文化を広めることになります。神ご自身は偉大なデザイナーでありアーティストです。アート自体が罪深いわけではありません。実際、神に用いられた技術者もいます。(出エジプト35:30)

 

サタンのおぞましい戦略

創世記3:15節では「へび」にも子孫があることが示唆されているのは興味深いですね。サタンの子孫?そう、サタンは堕天使たちを用い、人間の娘たちと交わり、「種」を植え付け、自分の「血統」を作ることを考えたのです。

 

創世記6:4で、いきなりネフィリムの話が出てきているのは不思議ですね。このコンテキストの中で、ネフィリムが関係しているからです。悪魔的な遺伝子を持っているネフィリム(超人・巨人)が増え広がれば、サタン的人種がはびこることになります。何とおぞましき事でしょう。神が正常な「人間」に「生めよ、増えよ」と命じ、繁殖させようとした本来の意図とは全く異なる事になります。

 

通常、旧約聖書の系図には女性の名前は出てきません。トバル・カインの妹ナアマの名前が記されているのは特別な理由があったのでしょう。ナアマが最初に堕天使と結ばれたからだとう説もあります。カインの系図がトバル・カインの妹、ナアマで終わっているのも不自然です。堕天使とのハイブリッドになる前の、正常な「人間」の系図が、そこまでだったからかも知れません。(創世記4:22)「カインは滅し尽くされ・・」(民数記24:22)とあるように、洪水後も続くカイン因子は最終的に「滅し尽くされ」なければならなかったのです。

 

悪霊たちとのハイブリッドが繁殖すれば、地上に悪が増大するでしょうし(6:5)暴虐が満ちるようになるでしょう。(6:11)平和より好戦的なネフィリム達は、正常な人間を襲い、食らっていたかも知れません。まるで「進撃の巨人」のようですね。また仲間同士でも戦っていたことでしょう。とにかく強くて暴力的なネフィリムが人間どもを支配していたことは確かでしょう。また、堕天使(悪霊)どもは神の秩序に反逆するため、聖書で禁じられている動物との性交渉(出エジプト22:19、レビ20:15−16)や動物の異種交配を試みた(レビ19:19)ことも考えられます。異様な生き物が出現したでしょうね。地上の生態系が全く壊されていったのです。ちょっとやそっとの悪ではなかったのです。

 

「神が地をご覧になると、見よ、それは堕落していた。すべての肉なるものが、地上で自分の道を乱していたからである。」(創世記6:12)

 

全ての肉なるもの・・人間だけではない、全ての生き物の生態系は乱されたのです。人々の不信仰というだけなら、神が疫病や毒ベビを送って、その人々だけ滅ぼすことは十分できたはずです。なぜ「家畜や這うもの、空の鳥に至るまで。わたしは、これらを造ったことを悔やむ」(創世記6:7)とまで神は言われたのでしょう。何も全地を水で覆わなくても良かったのではないでしょうか?また、局所的な洪水なら、ノア一家に別の地域に移動するよう指示するだけで良かったでしょう。しかし、世界は一度リセットしないと、どうしようもなくなったのです。地上のすべての生き物は消し去られたのです。(創世記7:21−23)

 

大洪水は神の無慈悲で、無軌道な怒りではなく、正常な人類を保ち、「女の子孫」であるメシアを出現させるための「守り」の行為だったのです。

 

神ご自身で、DNAが乱されていない動物を1つがいづつノアの元へ連れてこられました。(創世記7:9)ノアが連れてきたのではないのです。ノアにはDNAが汚されていない動物かどうか見分けがつきませんからね。神に指令された動物達がノアのところにやってきたのです。そして、2匹づつ生き残れるように「つがい」で保護しました。(6:20)また、新しい地で繁殖するようにされたのです。(7:3)

 

それではなぜ、洪水後、ダビデの時代まで巨人がいたのでしょうか?民数記24:22にモーセ率いるイスラエルの民がモアブに留まっていた時、預言者バラムがケニ人の住んでいる方を見渡して「しかし、カインは滅し尽くされる。」と不思議なことを言います。大洪水でカイン一族は、すでに滅んでいるはずです。カイン系は全員堕天使の影響があったことでしょう。しかし、ノアの不信仰な息子ハムがカイン系の因子を持つ女性と結婚していたら?・・その因子はハムの子孫に伝わります。ハムの子孫には、悪名高いニムロデがいるのです。モーセの時代にもその因子を持つカナン人がいたのです。そうすると最終的に「カインは滅し尽くされる」という主の言葉の意味が分かりますね。ダビデ時代に最後のネフィリムの生き残りの4人の巨人が倒されます。

 

次回、洪水後のネフィリムについて詳しく見ていきます。

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参考資料

Judgment of the Nephilimm by Ryan Pitterson




 

おすすめ動画

https://message-station.net/episode/8786/

「神の国と悪魔の国」シリーズ  「大洪水」中川健一

 

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執筆者:栗原一芳

Japantmc@gmail.com

 

 

ノア大洪水の真相 (2)

 

「神の子たち」とは誰のことか?

ヘブル語に詳しい、日本バプテスト連盟いずみバプテスト教会の城倉啓牧師は、冊子「いのちのことば」の中で、こう書いています。

 

「人間は滅ぶべき弱い存在です。この人間観は、預言者エゼキエルに対して神が常に『人の子よ』(ベン・アダム)と呼びかけることと呼応しています。(エゼキエル2:1節、他多数)」イエスも弱い人間への連帯感を示す意味で「人の子」を好んで使われたとも言っています。

 

創世記6:2の「神の子たち」をセツの子孫と解釈する説もありますが、根拠が薄いです。信仰者と不信仰者が結婚するとネフィリム(巨人)が出てくるのでしょうか?異常な人間が出現した背景には異常な事が起こったと考えられます。むしろ、上記の記事のように、「神の子」は、弱き地上的存在である「人の子」に対比されるのです。従って「神の子たち」は、天的存在と考えるのが妥当でしょう。事実、旧約聖書の中では「神の子たち」(ベナイ・ハ・エロヒム)は、常に「御使」に言及しています。ヘブル語世界では、「神の子たち」は天的存在、すなわち「御使」として理解されていたのです。

 

ヨブ1:6—7 (2:1も同様)

ある日、神の子らがやって来て、主の前に立った。サタンもやって来て、彼らの中にいた。

 

これは天での光景です。そこに人間はいないはずです。サタンは堕天使なので、御使の一人です。ちなみに、このように神が御使たちと相談して事を決める「神の会議」は、第一列王22:18−23にも出てきます。

 

*旧約時代では死者はすべて地の下にあるシェオール(日本語訳は「よみ」)に下っていきますので、(詩篇88:3、89:48)天には人はいません。信者が天に行くようになったのはイエスの復活後です。(エペソ4:8−9)

 

わたしが地の基を定めたとき、あなたはどこにいたのか。分かっているなら、告げてみよ。あなたは知っているはずだ。だれがその大きさを定め、だれがその上に測り縄を張ったかを。その台座は何の上にはめ込まれたのか。あるいは、その要の石はだれが据えたのか。明けの星々がともに喜び歌い、神の子たちがみな喜び叫んだときに。(ヨブ38:4−7)

 

天地創造の時に人間は、それを目撃していません。ここでいう「神の子たち」は御使です。御使は人間より先に創造されていました。

 

また、歴史家ヨセフスの「ユダヤ古代誌」には、「神の子たち」は「御使」だと説明されていますし、イレナエオスを始め、初代教会の教父たちも「神の子=御使」説を支持しています。IIペテロ2:4−5の罪を犯した御使の件がノアの洪水との関連で語られています。

 

神は、罪を犯した御使いたちを放置せず、地獄に投げ入れ、暗闇の縄目につないで、さばきの日まで閉じ込められました。また、かつての世界を放置せず、不敬虔な者たちの世界に洪水をもたらし、義を宣べ伝えたノアたち八人を保護されました。

 

ユダ6−7では「自分の領分を守らず・・」つまり、「身分不相応な立場に身を置いた=逆携挙で『地上の幕屋』を着た?」となり、その重罪のために暗闇に閉じ込められたとなります。さらに7節では、その罪が性的なものであったことが明記されています。

 

またイエスは、自分の領分を守らずに自分のいるべき所を捨てた御使いたちを、大いなる日のさばきのために、永遠の鎖につないで暗闇の下に閉じ込められました。その御使いたちと同じように、ソドムやゴモラ、および周辺の町々も、淫行にふけって不自然な肉欲を追い求めたため、永遠の火の刑罰を受けて見せしめにされています。(ユダ6−7)

 

付け加えて、御使が地上に現れる時は常に若い「男性」として現れています。イケメンの男性に誘惑されたカイン系の不信仰な女性達がいたとしてもおかしくないでしょう。これだけ聖書的な根拠が揃うとやはり、「神の子たち=御使」説、そして創世記6:2は堕天使と人間の娘の性的交渉があったと結論付けざるを得ません

 

しかし、そんなマニアックな話、どうでもいいでしょ?と言われそうですが、実は神の救いの計画上、大変重要な問題であったことが分かります。次回、それをお分かちします。


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おすすめ動画

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「神の国と悪魔の国」中川健一

 

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2022年2月3日木曜日

ノア大洪水の真相 (1)


ネフィリムの裁き

「地に暴虐が満ちていた」(創世記6:11)とはいえ、全世界を洪水で滅ぼすとは・・? 全ての肉なるものを滅ぼすとは? なぜ、動物たちまで・・?(創世記6:7)神の怒りの異常反応? 

 

この答えとなる有力な説があります。実は、創世記6章で、とんでもないことが起こったのです。神の子たち(堕天使)が人の娘たちと性的交渉により、(創世記6:2)いわば堕天使と人間のハーフ、DNAが変化した別種類の人類が誕生したことです。DNAは父と母から受け継ぎますね。この箇所で「ネフィリムがいた」と記述されており、(創世記6:4)この別種類の人類がネフィリム(巨人、超人)であることがわかります。堕天使たちとは悪霊なので、神に反逆する凶暴な「人類」の繁殖が起こったのです。



これは創世記3:15、「女の子孫」からメシアが出ると言う神のご計画を壊すサタンの大胆な策略であったことがわかります。女の子孫を乱せば、メシアが登場できないからです。しかし、こう言う話は通常、教会の礼拝メッセージでは聞きませんね。だから、初めに聞くとびっくりしますし、「幾ら何でも、それは無いでしょう。」と思わず言いたくなります。

 

欠落する中間層〜霊的存在のリアリティ

そもそも、御使や悪霊は聖書の中の話だけで、日常生活は「科学的法則」に従って生活している現代人クリスチャンにとって、リアリティがまず無いのです。日曜礼拝説教には「御使」や「悪霊」が出てきても、月曜からの日常生活の中では意識されないままです。日常生活では通常、「この世」の常識で生活しています。神や、霊的存在は「天」にいることは分かっていても、「地」の人間社会とは別世界という「神学」が欧米から教えられてきたせいでしょうか?いわば、この「天」と「地」の中間層が欠如しています。聖書の世界では人間社会に「御使」や「悪霊」が現れます。どちらが真実でしょうか?もちろん、「聖書を信じている」と言うでしょうが、本当に信じていますか?

 

人間社会に現れる御使達

先ずは、旧約から例を挙げます。元々エデンの園では天と地がオーバラップしていたので、神が園を歩き回っていたし、(創世記3:8)ヘビであるサタンも人間と一緒にいたのです。(創世記3:1)人が罪を犯して園を追い出された後は、ケルビムが園を見張っていたのです。(創世記3:24)つまり当たり前に天的存在と人間は同居していた訳です。堕落後も御使は人間界に現れます。

 

創世記18章からの記述では、天幕の入り口に座っていた、アブラハムの元へ3人の旅人がやってきます。アブラハムは彼らを丁重にもてなし、彼らは食事を共にします。「彼らは食べた」(18:8)のです。後でわかりますが、ソドムに向かった二人は「御使」です。(19:1)「御使」は元々「メッセンジャー」の意味ですが、どの英訳聖書も、ここはangel 「御使」と訳しています。もう一人は「主」(18:33)で、これは第二位格の神、イエスご自身でしょう。イエスは、アブラハムが生まれる前から「わたしはある=神」(ヨハネ8:58、出エジプト3:14)と言われる方だからです。ただ、アブラハムは初めから神と二人の御使と知っていてもてなした訳ではありません。この3人は普通の旅人に見えたのです。よく天使は「羽の生えたキューピット」のイメージがありますが、人間界に現れる御使は人間の形で現れるのです。

 

ソドムに到着した御使たち(創世記19:1)は、よこしまな町の人々の情欲の対象となったのです。「彼らをよく知りたいのだ。」(創世記19:5)は「性的な関係を持ちたい」という意味です。ロトの対応を見れば、そのことが分かります。(創世記19:8)ここでは御使が人間の性的欲情の対象となったのです。それなら、その逆もあり得るのではないでしょうか。

 

また、有名なヤボクの渡し場での出来事。ヤコブは神(あるいは御使?)と格闘しています。(創世記32:24−30)一晩中、肉体接触してレスリングしたのです。その人はヤコブのモモの関節を打ったのです。(32:25)天的存在は人間の肉体にダメージを与えることができるのです。

 

ロバに乗った預言者バラムの前に立ちはだかった御使は、バラムと会話しています。この御使はそこにいたのに、バラムの目が開かれるまでは見えなかったのです。そして、神に逆らうこのバラムを剣で殺すこともできたことを示唆しています。(民数記22:31−34)

 

今度は、新約聖書から見てみましょう。有名な受胎告知の場面。

 

さて、その六か月目に、御使いガブリエルが神から遣わさ れて、ガリラヤのナザレという町の一人の処女のところに来た。この処女は、ダビデの家系のヨセフという人のいいなずけで、名をマリアといった。御使いは入って来ると、マリアに言った。「おめでとう、恵まれた方。主があなたとともにおられます。」しかし、マリアはこのことばにひどく戸惑って、これはいったい何のあいさつかと考え込んだ。すると、御使いは彼女に言った。「恐れることはありません、マリア。あなたは神から恵みを受けたのです。  (ルカ1:26−30)

 

興味深いのは、マリアはガブリエルの言葉にひどく戸惑ったが、ガブリエルの容姿に恐れた様子がないのです。ひれ伏している様子もありません。「御使は入ってくると・・」と書いてある通り、人として、戸口から入ってきたのでしょう。容姿も普通の人間だったのです。そして、人と話すように、マリアと会話しています。

 

次は空になったイエスの墓に女達が訪れた時のことです。

 

見よ、まばゆいばかりの衣を着た人が二人、近くに来た。彼女たちは恐ろしくなって、地面に顔を伏せた。すると、その人たちはこう言った。  (ルカ24:4−5)

 

「人が二人」とあり、人間の姿であったことが分かります。ただ、今回は輝く衣を着ていたので、その神々しさに、恐れて顔を伏せています。その後、普通に会話しています。何れにしても人間の姿で人間界に現れています。

 

すると見よ。主の使いがそばに立ち、牢の中を光が照らした。御使いはペテロの脇腹を突いて彼を起こし、「急いで立ち上がりなさい」と言った。すると、鎖が彼の手から外れ落ちた。 (使徒12:7)

 

使徒5:19でも、御使が投獄された使徒達を助けていますが、上記の箇所では何と、御使が「ペテロの脇腹をつついて彼を起こし」とあるのです。御使が人間に肉体的接触ができると言うことです。

 

このように「世の常識」がどうであれ、聖書的結論は・・

 

  御使は存在する。

  人間界に現れる

  人間の姿で現れ、普通に人間と会話する。

  地上に現れた御使は人を剣で殺すこともできる。

  食事をしたり、性的対象として見られたり、肉体的接触さえできる。

 

大患難時代には堕天使(悪霊)たちが、再び見える形(サソリの尾を持つイナゴとして)で人間に接触します。(黙示録9:1−11)

 

マタイ22:30によると、私達信者は復活して栄化されると「御使」のようになります。イエスは私達の「初穂」として復活しているので、おそらく私達も復活後のイエスのようになるのでしょう。復活後のイエスは壁をすり抜けたり、(ヨハネ20:26)突然消えたり(ルカ24:31)しています。しかし、同時に、復活したイエスは弟子達と食べたり、飲んだりしたのです。(使徒10:41)。つまり、幽霊のような単なる「霊体=透明人間」ではないのです。「体」を持っています。ただ、イエスご自身が言われたように、御使達は「めとったり、嫁いだり」しないので、基本、性交渉もしない訳です。

 

しかし、ソドムで人間が御使に「情欲」を抱いたように、堕天使が人間に「情欲」を抱く可能性は無いのでしょうか?自分たちの後に創造された人間(男と女)が、自分たちには許されていない「肉体的交わり」をしているのを見た時、驚き、嫉妬し、欲情した御使がいなかったと言えるでしょうか? 堕落して、言わば「逆携挙」のような形で、「天の幕屋」を脱ぎ捨て、「地上の幕屋」をまとった御使たちがいたとしたら・・・? そして、悪霊どもの親玉であるサタンがそれをそそのかしたとしたら・・・

 

次回は、では創世記6:2の「神の子たち」とは誰なのかを探ってみましょう。

 

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参考資料

Judgment of the Nephilimm by Ryan Pitterson (日本語訳は出版されていません。)




 おすすめ動画

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「神の国と悪魔の国」シリーズ  「大洪水」中川健一

 

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