2023年2月16日木曜日

2030年代以降に起こること


AI人工知能が人間の脳を追い越す 

以前、「2045年問題」(松田卓也)という新書を読んだ。AI(人工知能)が人間の脳を追い越す「シンギュラリティ=特異点」が2045年にやってくるというのだ。しかし、最近、工学博士の武田邦彦氏が計算したところによると、それは2030年代に起こるという。このポイントを過ぎれば、AIが人間を支配するという世界に入っていく。人々は自分の人生の生き方や方向性を、神にではなく、AIに聞くようになる。会社の経営判断をAIに聞くようになる。歴史の大転換だろう。ただ、すでに会話型のAIの普及により、素人もサイバーテロに関与することができるようになっている。

 

量子コンピューター実用化

量子力学の現象を情報処理技術に適用することで、従来型のコンピュータ(古典コンピュータ)では容易に解くことのできない複雑な計算を解くことができるコンピュータ。


今のコンピューターはデジタル、すなわちゼロとイチの組み合わせで計算するが、量子コンピューターになるとゼロとイチを重ね合わせられるので、膨大な計算を超スピードでできるという。日立製作所によると、2030年に一定規模のNISQ*1量子コンピュータを開発、量子誤り訂正の有効性実証し、2050年には誤り耐性型汎用量子コンピュータの実現をめざします。」とある。

 

2050には実用化されている事になる。他の国がもっと早く開発するかもしれない。これも歴史的な出来事となる。医療のシュミレーションなどに役立つ一方、世界70億のデジタル管理が可能になり、独裁者が悪用することの懸念が大きくなる。今でもアマゾンやフェイスブックに自分の好みの商品が紹介されたりしているが、AIと量子コンピュータのコンビネーションにより、マスメディアやSNSなどの情報管理がより効果的にできるようになり、世界を「ある方向」に効果的に導けるようになるだろう。その「ある方向」に反対するコメントは検閲され、削除されることになるだろう。

 

ゼロカーボン 

SDGsが大はやりだ。温暖化と言うけれど、この冬、ニューヨークでは氷河期の光景を体験した。ボストンでは寒冷非常事態宣言が出された。しかし、気候変動対策機関の掲げる目標は2030−2050でゼロカーボン実現。日本政府は2050年の脱炭素化実現目標を宣言している。しかし、恐らくその過程で、産業の敗退と貧困が進むだろう。

 

南海トラフ大地震 

先日のトルコ大地震で4万人以上の人が亡くなっている。今後日本で予測されている南海トラフ地震では死者、行方不明者が32万人と予測されている!トルコ地震の比ではない。



 昨年から、インドネシア地域でM6-M7級の大地震が頻発している。干ばつ、洪水、熱波、地震、台風など世界的な大規模自然災害は増えるだろう。2011年1月にはニュージーランドで大地震があり、3月11日には、東日本大震災が起こった。今後30年で80%の発生確率と言われる「南海トラフ地震」だが、歴史的には南海、東南海、東海、と連動地震となっている。震源域は東日本大震災の約2倍、鹿児島から静岡までとなる。津波で太平洋側の地域で大被害となる。ではいつ起こるのか?前々回の安政南海地震(M8.4)が1854年、そして、前回の東南海地震(M7.8)が1944年。すなわち、90年のタイムスパン。1944年の2年後、終戦直後の1946年に南海地震が起こっている。それが最後になっている。もし、90年のタイムスパンを想定すると次は2036年となる。つまり、2030年代には必ず起こるだろう。その時、日本は壊滅的な打撃を被る。さらに南海トラフ地震の1週間以内に別の巨大地震、最大で「平常時の3600倍起きやすい」 と東北大などが試算。

 

中東の緊張、エゼキエル戦争へ

「イスラエルとイランの緊張が高まっている。」中東問題専門家の石田和靖氏

youtube番組「越境3.0」でそう語る。クリスチャン番組でもないのに、石田氏は、「エゼキエル戦争」にも言及している。以下は番組内で掲載された地図。

 


 現在、イスラエルはアメリカとの合同軍事演習を開始し、戦争の準備をしているという。イスラエル?によるイラン国内への不審なドローン攻撃が多発している。一方、イランの国是はイスラエルの抹殺。緊張はかなり高まっている。そのイランをバックアップしているのが、ロシア。それに対して、今まで敵だったアラブ諸国はイスラエル側についてきている。それをアメリカ、イギリスがバックアップする。トルコはスエーデンのNATO加盟問題で揺れており、最悪の場合、トルコのNATO脱会のシナリオもある。そうなれば、ロシアとの距離はさらに強くなる。エネルギー問題でジリ貧のドイツも、いつ手のひら返しが起こるか分からない。イスラエルはウクライナ支援を打ち出した。ロシアとは距離が開く。どんどん舞台が整いつつある。聖書預言(エゼキエル38章〜)によるとエゼキエル戦争後、ロシア連合軍諸国は壊滅的打撃を受け、世界のパワーポリティックスが変化する。個人的には2030年代初頭までに、これらの大転換が起こる可能性が大きいと考えている。

 

終末時計は残り90秒!

1月25日に以下のニュースが掲載された。

午前0時を人類滅亡の瞬間に見立て、それまでの残り時間を象徴的に示す終末時計は「前例のない危険な時代だ」として、これまでで最も短い「残り90秒」に更新されました。終末時計はアメリカの科学雑誌が毎年発表しているもので、去年は「午前0時まで残り100秒」としていました。  24日に新たに発表された「終末時計」は残り90秒と、去年よりも10秒短くなり、これまでで最も人類の滅亡に近付いていると警告しています。主な要因は去年2月に始まったウクライナ侵攻で、ロシアが核兵器の使用をほのめかしたことを踏まえ、「紛争が誰の手にも負えなくなる可能性は、依然として高い」と指摘しています。

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個人的な感覚だが、これらを総合的に考えると2030年代初頭に世界的な大変化が起きてもおかしくない。終わりの時代に来ていることは確かだろう。患難時代開始は50年、100年先ではないだろう。早ければ2030年代に、遅くも2050年代には突入するのではと感じている。

 

「この書(黙示録)の預言のことばを封じてはなりません。時が近いからです。」

                        (黙示録22:10)

 

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参考資料

越境3.0 石田和靖
【中東情勢】第三次世界大戦前夜イスラエル史上最大の軍事演習開始,イランはウラン濃縮と最新兵器導入 

https://youtu.be/bS4XItoy-PM

 

https://www.youtube.com/watch?v=DzBDQ-8Px4g

 

崖っぷちのイランは暴発寸前イスラエルとの戦争がもしも始まったら最悪のシナリオに...

https://www.youtube.com/watch?v=QsGhLAtAWR0

 

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執筆者:栗原一芳

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