2011年1月9日日曜日

   油注がれたビジネス (2)―4つの誤解



続けてエド・シルボソ著、「変革の鍵―油注がれたビジネス」から引用

しよう。


イエスの12弟子のうち会堂内の祭司やリーダーだった人は一人も

 いません。


今、マーケットプレイスで仕え、証するように召された信徒たちも、一切の

 必要が備えられた立派なミニスターだと認められる時期が来ていると私は述

 べたいのです。なぜなら、ペテロが引用したヨエル書にある、来るべき

 リバイバルの預言(使徒2:17-21)は、まさに教会という枠を超えて、

 都市全体で起きるもので、その時が今、まさに来ているからです。

 その時には,全ての肉なる者の上に、神の霊が豊かに降り注がれると

 あるからです。


(コメント)信じる全ての人に聖霊が注がれ、聖霊が内住しているという

事実をシリアスに受け止める必要がある。それには牧師、信徒の差異はない。

そして、聖霊を 受けた人は神の声を聞けるのである。シルボソが指摘して

いるように、福音が異邦人にも伝えられ、異邦人にも聖霊が宿るようになる

という歴史的大転換となる神のご計画を、当時の宗教指導者にではなく、

改心したばかりの信徒、百人隊長コルネリオとその仲間達に神は示された。

(使徒10章参照)


信徒たちを無力化させる4つの誤解を挙げてみましょう。

1)聖職者、牧師と一般信徒の間には、神が定めた大きな隔たりがある。

2)教会の働きは、宮(教会堂)と呼ばれる宗教的建造物の中での働きに

 限定されている。

3)事業(ビジネス)に携わっている信徒は、教会内のミニストリーを

 通して仕える信徒に比べて、霊性は劣っている。

4)マーケットプレイスで日常の大半を過ごす信徒たちの役割は、

 教会内のミニストリーに召されたミニスター(献身者、聖職者)

 のビジョンを経済的にサポートすることに限る。

  

(コメント)つまりキリスト教界内の誤解が、教会の働きを止めてしまって

 いるという皮肉な状況があるのです。信徒の役割はもっぱら献金することと、

 教会堂に人を連れてくることとなるのです。少なくも私がフロリダで関係

 していた教会はこの2点を非常に強調していました。イエス・キリストは

 365日の主、月曜から金曜までの主でもあるのです。


イエス様の大宣教命令で、はっきりと「全」世界と言っているからです。

 イエス様の視線は、教会の建物内や信徒たちの集団内にとどまらず、

 もっと外へ、外へと向けられています。全世界、すべての造られた者

 こそが私達に与えられた宣教命令の対象なのですから。


(コメント):今の形の教会だけが窓口なら、オ-ルナイトで仕事している

電車やトラックの運転手や、新聞社、TV局で働く人々は永遠に排除されて

しまう。本当に全ての人に届くことをシリアスに考えるなら、教会のスタイル

も、集会の時間も考慮する必要がある。そして、彼らを「教会」に呼ぶので

はなく、クリスチャンが彼らのフィールドに入ってゆくという視野の転換も

必要なのではないでしょうか?そういう意味では社会的善をなす、

NPOやボランティア活動にクリスチャンが積極的に参加することには

意味があるのではないでしょうか?


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