2020年4月16日木曜日

トンデモ話が本当になる!(1)


 「携挙」「キリストの地上再臨」「千年王国」などはノンクリスチャンから見れば「トンデモ話」でしかないだろう。しかし、そもそもキリスト教は「キリストの復活」というトンデモ話に基づいている。イエスが復活した時、弟子たちでさえ信じなかった。「ところが使徒たちは、この話はたわごとと思われたので、彼らは女たちを信用しなかった。」(ルカ24:11)もちろん後で復活のイエスに直接お会いし、真実と分かり、その証のために殉教するまでに至る。パウロが言うように復活がなければクリスチャンの信仰の中身は無いのだ。(Iコリント15:13—19)しかし、逆に、キリストの復活(一番のトンデモ話)が本当なら、聖書のすべてのトンデモ話は本当になる。

人類は今後、歴史上最も困難な苦痛に満ちた時代を迎えると聖書は語っている。7年間の患難時代である。あまりにもその被害が大きいので、それらはトンデモ話に思える。しかし、今回のコロナウイルス問題で日常が短期間のうちに様変わりしてしまう(しかも世界大で)ことを体験している。1929年のNY発の世界大恐慌、2008年のリーマンショックは連鎖的に世界の人々に影響し世界が暗闇に突入した。3:11の1000年に一度という巨大地震が起こった時、「まさかこうなるとは・・」と多くの人が言った。その「まさか」は起こったのである。

この時代は確実に黙示録の時代に近づいている。聖書の「トンデモ話」に現実社会が近づいていることを垣間見てみよう。


感染病で地上の4分の1が死ぬ!?
「私は見た。すると見よ、青ざめた馬がいた。これに乗っている者の名は『死』で、よみがそれに従っていた。彼らに、地上の四分の一を支配して、剣と飢饉と死病と地の獣によって殺す権威が与えられた。」 (黙示6:8)


今回のコロナウイルス感染は武漢から始まり、世界に広がっている。全世界で感染者数184万人、死者11万人(4月14日現在)。香港のSARSは局所的だったが、今回のコロナウイルスは世界中の大都市を襲っている。あのアメリカ全土で55万人が感染。アメリカの心臓部、ニューヨークが外出禁止令で都市機能を麻痺させている。初の感染者が出てから24日で死者は3201人、感染者は72324人に上っている。(4月7日現在)すでに同時多発テロの犠牲者を超えている。

14世紀ヨーロッパを襲ったペスト(黒死病)では、当時のヨーロッパ人口の3分の1ないし4分の1、約2500万人前後が亡くなったと言われている。イギリスやフランスでは人口の過半数が死亡したと推定されている。


気候変動も状況を悪化させる
「グローバル化する感染症 地球温暖化で生態系が変化すると、病原菌はこれまでと異なる地域でも生き延びる。蚊が媒介する感染症はいまはまだ熱帯地域に限定されているが、温暖化によって、熱帯域は10年に50キロメートル弱の勢いで拡大している。熱帯の境界とともに蚊も北に移動している。気候と感染症の関係でたしかなことは、暑い地域ほどウイルスは活発になるということだ。現状の気温上昇ペースをもとに、世界銀行は2030年には36億人がマラリアの危険にさらされると予測する。」*

今起きていることは今後起きることの「ひな形」なのだ。さらに増大されたものとして、それはやって来る。

黙示6:8には「剣」と「ききん」と「疫病」と「地上の獣」の連鎖によって地上の4分の1の人が死ぬとある。「疫病」と「異常気象」は「飢饉」を招き、「飢饉」は「剣=戦争」を招き、「戦争」は地の荒廃と、「獣」の氾濫を招く。現在の地球人口70億の4分の1といえば17億。とてつもない数だが、ペストにより国の人口の過半数が死亡するということが歴史上、起こっている。今回のコロナの致死率は2%。SARSの致死率は10%。しかし、エボラ出血熱の致死率はなんと50%。感染したら半数は亡くなっている!今後、コロナウイルスより強力な感染力と致死率を持つ新型ウイルスが出現すれば、人類はひとたまりもないのだ。事実、コロナウイルスも医療体制が十分でない発展途上国でさらに強力なウイルスに突然変異する可能性があると指摘する専門家もいる。トンデモ話は現実味を帯びてくる。

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*「 」内の引用は東洋経済2020年3月22日に掲載された「気候大変動が地球と人類に与えうる12の脅威」より。
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重要なポイント
この記事は単に読者を怖がらせたり、興味本位で書いているのではない。必ずやってくる困難を前もって知らせ、その備えをするためである。私は防災士として都内で多くの「防災セミナー」を行ってきた。次期震災に備えるためである。首都圏直下地震の今後30年で70%という高確率は変わっていない。必ず来る震災にできるだけの備えをするのは当然だろう。

聖書の預言は100%成就してきた。7年間の患難時代は必ず来る。それは神に反抗し、信じない人々への神の怒りなのだ。(黙示6:16−17)つまり苦難の出所は神御自身だと言うことだ。同時に神は教会に向かい「地上に住む者たちを試みるために、全世界に来ようとしている試練の時には、あなたを守ろう。」(黙示3:10)とも言っている。キリストを信じ神の側につくものは守られる。もっと正確に言えば、患難時代の前に信者は天に引き上げられる。これを携挙という。(Iテサロニケ4:16—17)反対にサタンにつき、神に逆らう「反キリスト」勢力側につくなら苦難を受けることになる。

今こそ、創造主に立ち返り、創造主に祈る時なのだ。

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Tokyo Metro Community (TMC)
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