2023年5月11日木曜日

被造物に命じる神


大自然に命じる神

ノアの時代、地は暴虐で満ちていた。神は言われた「見よ、わたしは彼らを地と共に滅ぼし去る。」(創世記6:13)つまり、8章以下の大洪水は神が裁きのために起こしたものであることは明らかだ。出エジプトするイスラエルが「葦の海」を渡る時、水をせき止め(出エジプト14:22)、エジプト軍を壊滅させるため、海の水を元の状態に戻した。(出エジプト14:28)これは神が起こした超自然的現象である。モーセに逆らったコラは突然起こった地割れの裂け目に落ちて死んだ。(民数記16:31−33)神はこの自然現象を用いてコラを裁かれた。イエスは嵐を鎮めた。神は自然に命じることができる。自然現象はそれに従う。

 

動物・魚に命じる神

ノアの箱船にやってきた動物たちはノアが呼んだのではない。神ご自身が命じられたのだ。神はご自分のご計画を遂行するために、被造物に命じることができるのだ。ダニエルはライオンの穴に落とされたが、神の命令に従いダニエルに噛み付くことをしなかった。また、カラスに命じてエリアに食物を届けさせたりもしている。また、神は大きな魚に命じてヨナを飲み込ませ、ニネベ近くで吐き出させた。「主は魚に命じて、ヨナを陸地に吐き出させた。」(ヨナ書2:10)動物も鳥も魚さえも神の命令に従った。彼らは創造主を知っているのだ。

 

昆虫に命じる神

出エジプト記にはファラオへの裁きとしてカエル、ブヨ、バッタなどを用いておられる。ヨエル書には裁きのためバッタが用いられている。(ヨエル1:4)高ぶったヘロデ王は演説の途中で虫に食われて死んでいる。(使徒12:21−23)文脈から偶然ではなく、神が虫を用いてヘロデを打ったことが分かる。権力の象徴である一国の王が小さな虫に噛まれて死ぬとは何ともアイロニーだ。

小さな昆虫さえも神のご計画のため命じたままに従い、用いられるのだ。

 

ヨナへのレッスンに虫を備えられる神

大変興味深いのはヨナ書。ヨナは敵国アッシリアが滅ぶことを願っていた。しかし、神がヨナをアッシリアの首都ニネベに遣わしたが、ヨナはそれを嫌って反対方向へ逃げた。しかし、船中で嵐に会い、ヨナを神の怒りを鎮めるためにと海に投げ込まれる。そこで神は大きな魚を用意させた。神は魚に命じることができる。魚も神のご用に役立っている。水難から救われたヨナは、ニネベに行って、救いのメッセージを語ったので、民は悔い改め、結局、裁きは下らなかった。それに腹を立てたヨナは、都の外で様子を見るため仮小屋を作り、座っていた。まず神は唐胡麻を備えて日中の暑さからヨナを守られた。しかし、神は一匹の虫を備えられ、その虫が唐胡麻を噛んだので、唐胡麻は枯れた。暑さの中で、ヨナはこの唐胡麻を惜しんだ。そこで、神は有名なこのお言葉をヨナに語る。

 

すると神はヨナに言われた。「この唐胡麻のために、あなたは当然であるかのように怒るのか。」ヨナは言った。「私が死ぬほど怒るのは当然のことです。」10主は言われた。「あなたは、自分で労さず、育てもせず、一夜で生えて一夜で滅びたこの唐胡麻を惜しんでいる。  ましてわたしは、この大きな都ニネベを惜しまないでいられるだろうか。そこには、右も左も分からない十二万人以上の人間と、数多くの家畜がいるではないか。」  (ヨナ4:10−11)

 

神にはすでに異邦人伝道(世界宣教)のご計画があったのだ。ヨナに神のお気持ち「一人も滅びることなく・・」(ヨハネ3:16)を教えるために「一匹の虫」を用意されたのだ。大宇宙創造の主が、たった一匹の虫に命じて神のメッセージを伝える助けをさせている。何とも面白いではないか。

 

神は全てを司る被造物の主なのだ。そして、それに呼応して、すべての造られたものは創造主を賛美するのだ。

 

また私は、天と地と地の下と海にいるすべての造られたもの、それらの中にあるすべてのものがこう言うのを聞いた。「御座に着いておられる方と子羊に、賛美と誉れと栄光と力が世々限りなくあるように。」 (黙示録5:13)

 

==========================

意味ある人間関係と祈りによって深まり広がるキリスト中心のコミュニティ

東京メトロ・コミュニティ

Tokyo Metro Community (TMC)

執筆者:栗原一芳

Japantmc@gmail.com

 

0 件のコメント: