2010年10月21日木曜日

ヒトデはクモよりなぜ強い

オリ・ブラフマン、ロッドA.ベックストローム著、日経BP

から出版されたこの本の紹介を読んだ。著者は中央集権的な

トップダウン型の組織を「クモ型」と名付け、権限分散型の

フラットな組織を「ヒトデ型」と名付ける。つまり、クモは

頭を潰せば殺せるが、ヒトデは2つに切ったら2つになる、

攻撃すればするほど増殖する組織である。これは迫害下の

ローマ時代のクリスチャンもそうであるし、中国の地下教会も

そうだろう。中国の場合は文化大革命以来、宣教師が追い出

されて以来、有機体としてのキリストの体が制度や組織として

ではなく、まさに、命として爆発的に広がっていったのである。

米軍がアルカイーダを潰せないのも、それが目に見える組織

というより、オーガニックなネットワークだからだろう。

本のなかでは、ヒトデ型の組織を増殖させる原理が紹介されており、

それは「イデオロギー(ヴィジョン)」と「あいまいさ」、

そして「触媒」の存在。触媒は、周囲の人々に化学反応を

起こして変化を与えるが、支配しない。本書の副題は

21世紀はリーダーなき組織が勝つ」というもの。リーダー

の定義にもよるだろうが、まったくリーダーがいないという

ことではなく、いても、つまりはサーバントリーダー。現場の

人々が主人公であり、働きをより効果的にできるよう、バック

アップしサポートするサーバントリーダーが必要だという

ことだろう。また、ビジョンを分かち合い動機つける人。

しかし、支配はしない。教会を考えたとき、信者はみな、

「聖霊」を頂いている。「教職・信徒」の隔てなく、信じる

ものには「聖霊」、キリストの御霊が宿っているのだ。それで

十分なのではないだろうか?コーチは必要、メンターは必要。

でも神の国を広げるのに組織のCEOのようなディレクター

が必要なのだろうか?信徒の群れ(エクレシア=教会)に

キリストは満ち満ちているのではないだろうか。聖書は、

教会はキリストのからだ(生命体)とはっきり言っている。

そして、頭はキリストとはっきり言っている。教会はもっと

生命体的な表現が必要なのではないだろうか。

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